世の中のどのような夫婦やカップルであっても、「夫婦喧嘩が大好き」という人はいません。
しかし、逆にいうと「喧嘩したくないのに、ついつい夫婦喧嘩になってしまう」というケースは多々あるわけです。
ここでは、世間の夫婦の皆さんはどのような原因で喧嘩になってしまうのかをご紹介します。
夫婦喧嘩の原因を知り、喧嘩しない夫婦を目指せると良いですね。
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もくじ
夫と妻が喧嘩してしまう原因【総合】
第1位・売り言葉に買い言葉
夫婦喧嘩の原因で最も多いのが「夫(妻)の言葉づかい」や「乱暴でキツい言い方」です。
こちらは悪気なく話しているつもりなのに、相手が突然怒り出して夫婦喧嘩になってしまった…というようなことは誰しも経験があることなのではないでしょうか。
反対に、こちらは何も悪いことをしていないのに、相手が乱暴な言い方をしてきたりして夫婦喧嘩になったという話もよく聞きます。
夫婦だからこそキツいことを言ってしまうというのはよくあることですが、相手の気に障るような言い方をすれば夫婦喧嘩になるということかもしれません。
第2位・生活態度に文句あり
毎日、同じ空間で生活する夫婦にとって、夫(妻)の何気ない生活態度にキレてしまったという例は少なくありません。
本来ならよほどヒドい生活態度でない限り許容範囲だと思いますが、それが毎日続くとなると突然キレてしまうこともあるでしょう。
特に疲れているときや忙しいときは、相手の態度に怒りを感じて夫婦喧嘩の原因になることが多いようなので注意が必要です。
第3位・コミュニケーション不足
夫婦も結婚5年目を過ぎるとコミュニケーションが足りなくなるケースがあります。
コミュニケ―ション不足というと、よく「風呂・飯・寝る」しか言わない夫の話が例に出されますが、これは夫だけでなく妻側にも見られる例のようです。
大切なことを夫(妻)に伝えないのは論外ですが、朝の「おはよう」や「行ってきます(行ってらっしゃい)」から、夜の「おやすみなさい」や「今日も一日ご苦労さま」といった、さり気ないコミュニケーションを大切にすると夫婦喧嘩が避けられます。
第4位・家事負担で喧嘩が発生
かつては「家事は女性(主婦)がやるべき仕事」という考え方が一般的でした。
ところが、現在では家事は女性の仕事という考え方がなくなっただけでなく、共稼ぎで外に仕事を持つ女性も増えてきています。
こうした場合の家事負担というのはなかなかむずかしく、お互いにどのようにバランスを取るかで夫婦喧嘩になるケースも多いようです。
どちらがどの家事を負担するかは明確に決めず、フレキシブルな対応が喧嘩を避けるコツといえるでしょう。
夫婦喧嘩の原因は後で振り返ってみると、自分でも驚くほどささいな事が多いようです。
つまらないことで喧嘩になり、取り返しのつかない結果になっては元も子もありません。
最も大切なのは「相手を思いやる心」であることをもう一度見直してください。
50代夫婦の喧嘩原因第1位は「お互いの価値観」
50代夫婦の喧嘩の原因はどのようなものだと思いますか?
ある生保会社が実施したさアンケート調査では、次のようなランキング結果が出ています。
第1位・お互いの価値観(約29.2%)
第2位・相手の態度(約28.4%)
第3位・育児や子供の教育(約22.4%)
第4位・親や親戚の関係(約21.2%)
第5位・家計の問題(約16.4%)
50代夫婦喧嘩の原因トップは「お互いの価値観の問題」でした。
まだ価値観に柔軟性のある20代夫婦や価値観が固まり始める30代夫婦とは異なり、同じ「価値観の違い」でも50代はちょっと厄介部分もあります。
というのは50代は価値観が固まっている年齢で、夫婦で考え方が違うからといって簡単には修正ができにくいからです。
「夫のああいう考え方が嫌い」「妻のああいったやり方がイヤ」とはよく聞く話です。
これはどこの夫婦でもあることですが、それが喧嘩の原因になるのでは問題ですね。
さらに夫(妻)の態度でカチンときたり、親や親戚の問題で喧嘩になるというのも50代ではありがちなことでしょう。
ただし、これらの「お互いの気持ち」の問題だけではなく、子供の問題や家計の問題のような「現実的なトラブル」は避けては通れません。
単なる夫婦喧嘩と片付けず、正面から解決を目指す必要があります。
50代夫婦の特徴と傾向
50代の夫婦の特徴は、ほとんどのケースで結婚してから20~30年は経過しているという点です。
すでにそれだけの年月を夫婦として過ごしているわけで、配偶者に対してはいわゆる「酸いも甘いも知り尽くしている」といった状態といえるでしょう。
50代の夫婦喧嘩と対策
お互いの長所も短所も知り尽くしている50代の夫婦ですが、それだけにいったん夫婦喧嘩となると相手の欠点や弱点を突いてしまうこともできるわけです。
もし、頭に血が昇ったときはそういうアンフェアなことをしないよう注意する必要があります。
夫婦であっても元は赤の他人、相手の弱いところを突くのはタブーです。
相手の弱点を抉るような言動をすれば、ただの夫婦喧嘩が別居や離婚にもつながりかねません。
喧嘩中は相手の短所ばかりが思い浮かぶものですが、これまでの夫婦としての歳月を思い返して相手の良さも認めてあげるべきでしょう。
苦しい時、ツライ時、頼りになるのはやっぱり夫(妻)です。
「そういえば、あの時は助けられたな」「よく考えたら頼りにできるのはこの人だけよね」という気付きがあれば喧嘩が大きなトラブルにつながらなくて済みます。
40代夫婦の喧嘩原因第1位は「相手の態度」
「40代夫婦の喧嘩」についてある生保会社がアンケート調査したところ、次のような原因があることが分かりました。
第1位・相手の態度(約27.6%)
第2位・育児や子供の教育(約26.4%)
第2位・お互いの価値観(約26.4%)
第4位・お金の使い道(約24.4%)
第5位・親や親戚の関係(約20.4%)
この結果から、40代夫婦の喧嘩の原因で最も多いのが「お互いの態度の問題」、次いで「育児と子供の教育の問題」、同率で「お互いの価値観の問題」があることが見えてきます。
特筆したいのは第5位夫婦喧嘩の原因第5位の「親や親戚の関係」で、20~30代では5位以内に入っていなかったものが40代ではランクインしています。
ちなみに20~30代で夫婦喧嘩の原因に挙げられていて40代ではランクインしていないのが「家計の問題」です。
これは40代夫婦が収入面では安定していることを窺わせます。
40代夫婦の特徴と傾向
40代は夫(男性)が働き盛りで職場で責任ある立場にあって多忙であり、妻(女性)は育児に追われたり子供の教育問題で頭の痛い年代です。
この年代の家庭は妻が育児疲れで消耗していることが多く、夫も深夜残業や休日出勤などで妻との会話が持ちにくいという傾向もあるでしょう。
そうした状況で配偶者の態度に怒りや苛立ちを感じるケースは少なくなく、さらにお互いの価値観の違いが如実に見えてきて諦めを感じる場面も増えてくるようです。
いわば「20~30代には経験しなかった状態」に差し掛かるのが40代夫婦といえるのかもしれません。
40代は体力・気力ともに充実していた20~30代と比較すると多少の疲れを感じ、夫婦生活に倦怠が見える年齢ともいえるでしょう。
40代の夫婦喧嘩と対策
40代夫婦のコミュニケーションの方法としては、「メール」と「寝室での会話」の2種が主となっています。
次いで「電話」が挙げられますが、LINEやTwitterなどのSNSはほとんど使われていません。
40代で夫婦が共につながっているSNSがある割合は13%程度に過ぎず、アナログ的なコミュニケーションが中心です。
夫婦共に毎日が忙しく顔を合わせる機会が減る40代にとって、電話・メール・寝室での会話がコミュニケーション手段というのは少し寂しい気がしますね。
40代の皆さんにSNSをしろというわけではありませんが、電話や寝室での会話以外にも二人の時間を持つことは円満な生活への重要なポイントとなってくるでしょう。
忙しさや疲れを理由にせず、夫婦二人の時間を大切にしてみてはどうでしょうか。
30代夫婦の喧嘩原因第1位は「育児や子供の教育」
ある生保会社が実施した夫婦関係に関するアンケート調査で、「30代夫婦の喧嘩の原因」として次のような結果が出ました。
第1位・育児や子供の教育(約38.8%)
第2位・相手の態度(約34.4%)
第3位・お互いの価値観(約28.0%)
第4位・お金の使い道(約24.4%)
第5位・家計の問題(約21.6%)
30代カップルの夫婦喧嘩の原因トップは「育児や子供の教育の問題」です。
これは20代カップルでは「お金の問題」が原因で夫婦喧嘩が起こるのと比較すると興味深い結果となっています。
つまり、収入が低めの20代夫婦ではお金の使い道で夫婦喧嘩になりやすいのに対し、収入が増えてはきたが今度は子育てや子供の教育方針などで喧嘩が起こるというように考えられます。
子供の問題は夫婦だけでなく父母・義父母、時には祖父母(義祖父母)なども絡んできて、単なる夫婦喧嘩だけで終わらないことも多いのが特徴です。
30代夫婦の特徴と傾向
30代の夫婦は結婚からある程度時間が経ち、「そろそろ子供でも…」と考え始める時期です。
出産ということになれば妻の仕事の問題や共働き解消による生活費などの問題も発生しますが、同時に子育ての方針や子供の教育方針で揉めることが多くなります。
夫婦二人だけの問題なら単なる夫婦喧嘩で犬も喰わない…というような解釈も可能でしょうが、大切な子供の将来にもつながる問題なので簡単には解決できにくいようです。
さらに30代夫婦の場合、父母(義父母)もまだ若いため様々な口出しをしてくることが多いので夫婦喧嘩が大きなトラブルに発展することもあります。
30代の夫婦喧嘩と対策
30代夫婦の主なコミュニケーションの手段は「メール」「ピロートーク」「電話」というアンケート調査の結果が出ています。
20代夫婦との違いは「LINE」や「Twitter」の利用が少なめである点、「ピロートーク(寝室での夫婦の会話)」が減少し始めている点です。
言い換えると30代になると20代の時のような寝室での夫婦の甘い会話が少なくなり、メールや電話という間接的な手段になっていくということでしょう。
メールや電話は顔が見えないコミュニケーションツールであり、なかなかダイレクトに気持ちが伝わらないといデメリットがあります。
30代の夫婦が喧嘩を避けたり、喧嘩後に仲直りをしたいのならメールや電話を使うだけでなく、夫(妻)と直接話す機会を作る努力が必要です。
特に子供の問題やお金の問題は夫婦が直接話し合うことが重要で、感情的にならずに冷静に話をする必要があるのです。
20代夫婦の喧嘩原因第1位は「お金の使い道」
ある生保会社のアンケート調査では、20代夫婦の喧嘩原因ランキングは次のような結果となっています。
第1位・お金の使い道(約35.2%)
第2位・育児や子供の教育(約34.4%)
第3位・相手の態度(約33.6%)
第4位・お互いの価値観(約25.2%)
第5位・家計の問題(約22.4%)
20代の夫婦喧嘩の原因で最も多いのが「お金の使い道」です。
若いカップルだけに30~50代夫婦と比較して収入が少ないこと、独身時代の延長で個人の趣味や娯楽にお金を使いたいという気持ちが強いこと、出産や子育てで夫婦共働きが難しい夫婦もいることなどが要因として挙げられます。
特に若い夫婦では自由に使えるお金の範囲が狭いため、その使い道で喧嘩になることが多いようです。
続いて育児や子供の教育の問題、夫(妻)の態度の問題、夫婦の価値観の違いの問題、家計の問題が原因トップ5を占めています。
20代夫婦の傾向
20代の夫婦は結婚してから数年というカップルが多いのが特徴です。
そのため、お互いの性格のクセや生活習慣などを深く理解していないこともあり、そこに若さからくる短絡的な思考が加わって喧嘩が起こりやすくなります。
つまり、20代夫婦には「配偶者をよく理解していない」、「若いためにキツい言葉を使う」、「小さなことでもカッとなる」といった傾向が見られ、ちょっとしたことでも大喧嘩に発展しまう例が少なくないのです。
では20代夫婦はいつも喧嘩をしていて、何かというと大喧嘩になって問題が発生しているかというとそうとも限りません。
夫婦として過ごした年数が少ない分、「あの時もこんなことが…」や「○○年前にも似たことが…」という経験も少なく古い問題を引きずっていないという面もあるわけで、その場限りの大喧嘩という結果になることも多いようです。
20代の夫婦喧嘩と対策
20代の夫婦が主なコミュニケーション手段にしているのが「寝室での会話」「メール」「電話」です。
特に寝室での会話(いわゆるピロートーク)をコミュニケーションの主ツールとするカップルが圧倒的に多く、夫婦喧嘩の仲直りもその機会にしやすいという傾向があります。
昼間は素直に言いにくい言葉でも、電気を消した寝室ではストレートに話しやすいという理由もあるようです。
もし夫婦喧嘩をしてしまったら寝室でのコミュニケーションで仲直りするのが早道といえるのではないでしょうか。
また、使い慣れたメールで「ごめんネ」や「反省してます」と伝えるのも効果的です。