否定ばかりする夫の心理ってどうなってるの?
この記事で解決できる悩み
「何を言っても否定してくる夫…」「ただ、話を聞いて欲しいだけなのに…」
など、夫とコミュニケーションがうまく取れない
- 夫とうまく話すには?
- 妻の気持ちを理解してもらうためには?
- 旦那に共感してもらうには?
など、夫と上手く行かないと悩んでいる方へ
この記事は、夫と上手くコミュニケーションが取れないが、上手く夫に共感してもらいたいと思っている女性向けの記事です。
最後まで読んでもらえれば、否定ばかりする夫の心理がわかり、
否定されないような「立ち振る舞い方」「行動」「考え方」が理解できるようになります。
もくじ
否定ばかりする夫の心理、なぜ夫は否定するのか?
なにか話しかけると必ずと言っていいほど否定から入る人にうんざりする人は意外に多いのではないでしょうか。
また、否定から入る人には男性が多いように感じます。
まったくの他人であれば、距離を置いたり話し合わなければならない機会を避けたりすることで回避が可能ですが
その相手が毎日顔を合わせ、たくさんのことを一緒に選択していかなければならない夫であれば、どうしたものかと悩んでしまいますよね。
否定されてばかりで疲弊していたり、今後の対策に悩んでいたりする妻は、まず否定する夫の心理を確認しておきましょう。
下記では、否定の多い夫の心理を6つ紹介します。
それぞれ詳しく説明します。
プライドが高い
夫のプライドの高さが、妻を否定する発言につながっています。
妻からなにか提案があったとき、
「自分も考えていた」
「自分はもっといい案を持っている」
と主張してプライドを保ちます。
つまり、妻の優秀さを認められず、自分が正しいと家庭内でマウントを取っているのです。
プライドの高い夫はつい妻の提案を否定してしまいます。
自信過剰
自信過剰な男性は家庭内だけでなく、社会生活においても否定することが多いでしょう。
という過度な自信が、相手の発言をいちいち否定してしまう。
たとえば妻が外食に誘った場合、
「あそこは食事の質が悪いし、接客態度も悪いからな~」
と一言目で出てしまうのは、妻より自分のほうが詳しいと自信を持っているためです。
社会においても、同僚や部下からなにか提案があったとき、つい粗を探してよい案を出すわけでもなく否定してしまいます。
過度な自信は視野を狭くして、相手を受け入れる前に否定する性格になりえます。
自信がない
自信過剰と反対に、自信のなさから妻を否定してしまう場合もあります。
自分に自信が持てず、劣等感を感じていることが原因です。
妻が旅行を計画すれば
「台風が来るかもしれない」
などと、予測できないことを理由に否定して、妻の考えを否定します。
自信のない夫は、自信の付け方や自己の魅力に気付けていないため、妻を否定することで安心できていると錯覚しています。
解決することが重要だと考えている
世の中には、白黒付けられない事案もありますよね。
あなたの夫は、妻の相談に対して解決することが重要だと考えているため、いつも否定ばかりな可能性があります。
何気なく話した日常の愚痴や悩みを、解決してあげなければいけないと考えていて、あくまでも妻のためだと思っているでしょう。
たとえばあなたが職場の愚痴を言えば、
「君がこうしないからだ」
「こういえばよかったのに」
などと言われて攻撃されている・怒られていると感じたことはありませんか?
「女性は共感を求め、男性は解決を求める」という思考回路の違いがあるのです。
妻を下に見ている
夫が夫婦間で上下関係があると感じていたり、妻は自分より下の立場だと考えていたりすると、否定的な発言が増えるでしょう。
親が子どもにしつけをするような感覚で、
妻は下の立場なので自分が教えると考えているため、何でもかんでも否定してしまうのです。
妻に完璧を求めている
夫が妻に完璧を求め過ぎていることから、妻を否定してしまう場合があります。
できていない部分や至らない部分だけにフォーカスを当てなにかと否定してしまうのです。
ときどき食事の準備ができなかったり掃除が行き届かなかったりしたとき、
「だから君はだめなんだ」
「どうしてこんなこともできないのか」
と否定し、妻がいつも家のために家事をおこなっていることは当たり前だと振る舞うことがあるでしょう。
妻を苦しめていると気付かず、妻は完璧であるべきだと感じ行動した結果、いつも否定ばかりな発言をしてしまうのです。
夫が否定ばかりするからと放置(我慢)してはいけない理由
一度や二度の否定であればスルーすることもあるでしょうが、否定ばかりの夫を放置するのはおすすめできません。
夫が否定ばかりの状況を放置すると3つのリスクがあります。
それぞれ見ていきましょう。
不仲の原因になる
妻が夫に否定されてばかりいると、ストレスを感じたり話す気力を失ったりして、夫を嫌う原因になりかねません。
「どうせまた否定される…」
と感じてしまうと、話しかけることすら面倒になりますよね。
また話しかけられることも鬱陶しいと感じるようになるでしょう。
そういった状況が続くと、会話は減り仲のいい状態を保ちたいという感情はなくなります。
否定ばかりの夫を放置するのはおすすめできません。
妻の自信喪失につながる
毎日顔を合わせる夫の存在は小さいものではありません。
夫から常日頃否定されていると、妻であるあなたは自信を失ってしまうでしょう。
しかし、自分の価値観を認められることなく、毎日のように否定されていると
「自分は間違っているのかもしれない…」
と考えてしまうことがあります。
大げさに聞こえるかもしれませんが、
「自分は間違っている」
という洗脳状態に陥り、決断が怖くなったり、意見を言うのが難しくなったりしてしまうのです。
実際に私も結婚前に交際していた男性に、否定され続けて自信を失っていました。
「普通はこうだ」
「君の考え方はおかしい・気持ち悪い」
「恥ずかしいからほかの人に言わないほうがいい」
などと、人格も否定されるような発言を受けていました。
交際当初は、「高圧的な人だな」くらいに感じていましたが、繰り返されることで自信を失っていきます。
夫が外で嫌われる
家庭内で否定的な発言を繰り返す夫を放置することは、家庭外で夫が嫌われてしまう原因になります。
妻に否定的な発言をしてしまう人であれば、会社や友人との関係のなかでも否定する癖が出てしまうことがあるでしょう。
よって、あなたの夫が無意識のうちに家庭外で嫌われてしまうことにつながるのです。
3つのリスクを紹介してきましたが、
なぜそのようなすれ違いが生まれるのかというと、
「男性は女性の共感して欲しいという気持ちを理解できない」
からです。
ストレスを減らし、夫婦関係を良好にするためには、
否定ばかりの夫を放置すると、さまざまなリスクがあるため、まずは夫婦がお互いの心理や気持ちを理解することが大切なのです。
次の章では、実際に否定ばかりの夫にどう接するべきなのかについて紹介していきます。
否定ばかりする夫の対処法
生活を共にする夫に否定ばかりされていては、楽しい日々を送れません。
また、夫も妻を否定する毎日が楽しい日々だとは言えないでしょう。
否定ばかりの夫に改善してもらうために、妻は夫の考えに寄り添い対処法を実践する必要があります。
これから紹介する6つの対処法を実践すれば、夫婦で前向きな会話ができ楽しく過ごせるでしょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
具体的にどうして欲しいか伝える(どう感じたか)
夫に否定的な発言や態度を改めてもらいたいのであれば、
具体的にどうして欲しいのか・どう感じたのかを伝えましょう。
2つの想定ケースで具体的対処法を紹介します。
ケース1:仕事の愚痴
会社での愚痴を話したとき、いつも正論や夫の持論で否定される。
仕事の愚痴を聞いて欲しいときの対処法
男性は結論から求める傾向があるため、まずどうしてもらいたいのかを伝えてから気持ちを伝えましょう。
「仕事の愚痴は解決策を求めているわけではないから、ただ聞いてほしいの。」
「私は大変だった気持ちや頑張っていることを認めて共感してもらいたいと思っています。」
「あなたに愚痴や相談をするといつも解決策と私の悪い部分ばかり言われて、余計に落ち込んでしまってつらい。」
このように、ハッキリと伝えて初めて夫が否定的だったことを自覚するケースもよくあります。
ケース2:却下するなら代案がほしい
休日の旅行や外食を提案すると、いつも煮え切らない態度で否定される。
否定するなら代案をだしてほしいときの対処法
上と同様に、「してもらいたいこと」「どう感じているのか」の順に話しましょう。
「旅行や外食を却下するなら、代案を聞かせてほしい。」
行先に不満があるのか、外出自体したくないのかによって、行動が変わります。
「もし外出が嫌な場合、私(と子ども)だけで出かけて来ることも視野に入れてる。」
「いつも否定されると、私と出かけたくないのかな?と感じるし、今後提案するのが嫌になってしまう。」
楽しいはずの外出の予定を否定されることで、やる気が削がれ不愉快に感じますよね。
かといって、なにも提案できず夫に合わせて外出できないとなると、不満が溜まる一方です。
夫に「行きたくない」「行けない理由」があれば、あなたもスッキリしますし、代案があればほかの行動に移すことも可能になりますよ。
このようにケースに合わせて、
「どうして欲しいか・どう感じたか」を伝えると、夫は妻の思考を理解しやすくなり、否定するばかりの会話から改善されます。
実際に私も以前、職場の愚痴を夫に漏らすと必ずと言っていいほど、否定されていました。
「それは君がこうするべきだ。」
「君がそういう言い方だから伝わらないんだ。」
と言われ、話すのが嫌になり、夫を理解者だとは思えなくなりつつありました。
そのとき、上記のように、
「私は話を聞いてもらいたいだけ。」
『頑張ったね』とか『大変だったね』と寄り添ったり共感したりして欲しい。
「ただでさえ職場で嫌な思いをしたのに、あなたに怒られているようで悲しい。」
と伝えました。
夫は、
「俺に話すのは解決したいからアドバイスを求めているのだと思っていた。」
と素直な気持ちを話してくれました。
それからは、
「聞いてほしいだけなんだけど…」
「アドバイスお願いしたいのだけど…」
などと話始める前に求めていることを伝えて話すように変え、嫌な気持ちになることは減りましたよ。
否定しないメリットを伝える
夫に否定しないことで起こるメリットを伝えましょう。
まず前提に、否定ばかりする夫は、否定していることを自覚しているケースと自覚していないケースがあります。
どんなときに否定されたと感じたのか伝えて、意識のすり合わせをしましょう。
そのうえで、否定しないメリットを伝えます。
「否定されると楽しくない気持ちになって、不機嫌になってしまう。」
「もう少し寄り添って話を聞いてくれたら、心地いい家にしたいと努力できる。」
「最近の喧嘩はいつもあなたの否定的な態度だよね。」
「私も喧嘩はしたくないし、あなたもしたくないと思う。否定の前に理解や共感してもらえたら、喧嘩が減るよ。」
ほかにも、ゲーム感覚で否定が減ればお小遣いUPや外食に行くなど、わかりやすいメリットを作ってもよいでしょう。
夫が否定しないように気を付けた場合の未来を示すことで、想像しやすくなり努力しやすくなるでしょう。
経済的に自立する
夫があなたを下に見ている場合は、経済的に自立することで、否定ばかりの状況を打破できる可能性があります。
夫が妻を下に見ていて否定が多い場合には、
「俺の稼ぎで生活している」
「俺がいないと生きていけないはずだ」
と考えていることでしょう。
妻が働き収入を得ることで、立場に差はないと思わせられ、否定が減ります。
私も結婚前は正社員として働いていたのですが、
結婚してしばらくして仕事に対してストレスが大きかったため退職しました。
それまでは夫と対等だと感じていましたが、自分の稼ぎがなくなるとなにか買うのも申し訳なさを感じ、養ってもらっていると感じ始めました。
そうするとだんだんと言いたいことも言えなくなり、
なにかあっても自分の中に溜めこむようになっていきます。
新しくフリーランスで仕事を始めて、徐々に収入が得られるようになってからは、また自分の気持ちを話せるように変化してきました。
私の場合、夫が否定的だったわけではありませんが、
収入があるということは自分の自信にもつながっていたのです。
妻が夫と対等に意見を言える存在であるためにも、経済的に自立することはおすすめです。
また「俺がいないと生きていけないはずだ」と傲慢になっているのであれば、
万が一離婚しても生計を立てていけると示す方法は有効的です。
妻を雑に扱っていたことに自覚し、夫婦関係を継続するために改善することでしょう。
相談せず事後報告
夫に何を相談しても否定され、なかなか行動できない場合には、そもそも相談せずに事後報告する方法もおすすめです。
もちろん車や家の購入など、夫婦で相談してから決めなければいけないような問題は別ですよ。
たとえば連休の旅行先をいつも否定されるのであれば、
「次の休みは何日から何日、沖縄に行くよ。」
と決めてしまってから報告しましょう。
「勝手に行先と日程を決めるのは難しい」と感じる場合は、選択肢を2つにしましょう。
「沖縄と東京どっちにする?」
「連休の前半で行く?後半にする?」
などと、答えを絞ってから相談すると、否定される頻度も減ります。
事柄にはよりますが、1人で決められるような問題であれば、夫に相談せず決めたあと、済んだあとに報告するのも手です。
夫抜きで行動する
夫が何を言っても否定で返してくるのであれば、夫抜きで行動するのもアリです。
- 自信過剰だったり
- 自信がなかったり
- 妻を下に見ていたり
して、否定が癖になっている場合、妻がどれだけ不快に感じているかハッキリと理解させます。
どれだけ日頃から否定しているか認識させることで改善が見込める可能性があるのです。
夫が
「まさか置いて行かれるはずはない」
「無意識に妻の発言を否定してしまう」
というケースであれば、夫は改善しなければならないと焦りを感じるでしょう。
もしも、置いて行かれても何も感じないようであれば、1人の時間も必要だと割り切って別々で行動する習慣を身に付けてもよいでしょう。
夫を認め肯定感をあげる
夫が自信のなさから妻を否定してしまっている場合、
夫の自己肯定感をあげる手伝いをしてあげる必要があります!
自信のなさはおそらく一朝一夕の話ではなく、育ってきた家庭環境や友人関係など長い期間を経てついてしまったものです。
自信がないためついつい妻を否定して、
自己肯定感をあげようとする癖がついてしまっているため、本人にも自覚がないケースが多いのです。
ほかの対処法と比較しても時間はかかりますが、
自信が持てるだけでなく、
いつも自分を大切にしているとわかる言葉をかけてくれる妻に寄り添いたいと感じ、否定する場面が減るようになります。
否定ばかりする夫の改善に妻がやっておくべきこと
夫に否定ばかりされる日々にうんざりしているあなたは、夫の改善を願っていることだと思います。
夫の否定癖を改善して、夫婦で良好な関係を築いていくためには、妻であるあなたが事前にやっておくことが2つあります。
それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
同じような態度を取らない
何を言っても否定され続けてうんざりする気持ちやストレスを感じる気持ちは、とてもよくわかります。
仕返しと言わんばかりに夫を否定していては、夫の否定癖が改善されることはなく悪循環です。
それどころか、夫は自分が否定ばかりなことを棚に上げて、あなたを𠮟責する可能性があります。
いざ改善しようと話し合ったときに、あなたの気持ちを伝えても
「君には言われたくない」
「君も否定ばかりだ」
と言われてしまっては、話が進みません。
何を言っても否定する夫にうんざりしていても、同じような態度で反発するのは辞めておきましょう。
改善策を複数用意しておく
改善策は1つではなく、複数用意しておきましょう。
本記事で紹介した6つの対処法は、大きく分けて2つ、
「夫に改善を求めるもの」と「妻が行動を変えるもの」に分かれています。
夫に変わってほしいという思いだけで対処法を実践しても、なかなか改善できない場合があります。
夫にばかり変化を求めてしまうと、
「夫にどうして欲しいか、どう感じているのか伝えたのにちっともよくならない!」
とモヤモヤする結果になってしまう可能性があります。
反対に、否定ばかりの夫に対する不満やストレスを自分の中だけで抱えていて、
一度も話をしないまま突然相談なしで事後報告したり、夫抜きで行動したりするのも注意が必要です。
夫は何が悪かったのかわからず、不仲の原因になったり、逆切れさせてしまう原因になりかねません。
そのうえで、いくつかの改善策を用意して、試行錯誤を繰り返すと、改善が見込めます。
否定ばかりする夫の心理と対処法まとめ
夫に否定ばかりのされると、ストレスが溜まり不仲の原因になってしまいますよね。
私も以前は、否定ばかりされることへ不満も抱いていて悲しい気持ちになっていました。
しかし相手がどうして否定するのかは、じっくりと考えたことがありませんでした。
否定ばかりの夫と生活していると、
不仲になるだけではなくあなたの自信喪失にもつながりかねません。
そうなる前に、否定ばかりの夫の心理を知り、対処法を試すことで夫婦関係を円滑にしましょう。
あなたの悲しい気持ちや共感してもらいたい気持ち、
夫とあなたでは考え方に違いがあることを受け止め、気持ちを伝えることで今後の夫婦生活が変化することでしょう。
否定ばかりの夫が改善して、仲の良かった2人に戻れることを祈っています。