「喧嘩」という言葉を辞書で調べてみると「個人的な争いごと」という説明がされています。
動物と人間の違いは、動物は自らの利益のために争いごとをするが人間は必ずしもそうでないということです。
たとえば、動物が争うのは縄張りを守ったり、エサや伴侶を自分のものにするためですが、人間は具体的な得がなくても争うことがあります。
これを夫婦喧嘩に当てはめてみると、自分の得にするための争い(主導権やお金を得るもの)のほかに「直接的には得にならないが争う」というケースがあるわけです。
得にならない争いとは?
人間が直接的には得にならないのに喧嘩をしてしまうのはナゼなのでしょうか?
それは夫婦喧嘩の心理を解くうえでも重要なポイントになる「自分の気持ちを分かってほしい」という欲求があるためです。
夫婦喧嘩を心理学的に見てみると次のような原因があることが分かります。
夫(妻)が自分の気持ちを理解してくれない
夫(妻)が自分の行動の意味を分かっていない
夫(妻)が自分のしてほしいことをしてくれない
このような原因は夫婦喧嘩をしたことのある人なら思い当たるフシがあるのではないでしょうか。
ただ、ここで言えるのは配偶者が自分の気持ちを理解したりすることで直接的な得はないということです。
気持ちを充分に理解したとしても収入が増えるわけでもなく、豪華な食事やブランド品を得られるわけではありません。
それにも関わらず、ほとんどの夫(妻)は「気持ちを理解してほしい」「行動の意味を分かってほしい」と願っています。
願いが叶わないと喧嘩になる
現実問題としては配偶者が自分の気持ちや行動の意味を理解し、自分が望んでいるように行動してくれれば夫婦喧嘩は起こりません。
しかし実際には夫(妻)が無理解であると感じたり、願っているのと逆の言動を取ると怒りが湧いて喧嘩になってしまうのです。
ここでポイントになるのは、「理解して!」「分かって!」と願っているだけでは何も実現しないということです。
これは至極当然のことなのですが、意外に成人した男女であっても気付かない人が多いようです。
というのは、世間でいうところの「夫婦は一心同体」や「愛し合っていれば何も言わなくても通じる」という誤った思い込みがあるためで、自分の想いや行動の理由を配偶者に充分に伝えるという行為がなされていないからです。
日常的に接している夫婦の間で、自分の気持ちや希望を伝えるのは少し難しい面があるかもしれません。
しかし、「何らかの方法で伝えない限り相手は理解しない」という事実を認識しなければ、いつまでも不満の火種を抱えてしまうことになるでしょう。
夫(妻)が「分かってくれない」はイコール「伝えていない」、もしくは「相手が充分に理解できるまで伝えていない」ということになります。
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