離婚届を突きつけられたらどうする?
- 妻から突然「離婚届」を突き付けられた!
- 離婚したくないけど、どうしよう?
のような問題を解決するには?
離婚届は文字通り夫婦関係を法律的に解消するための書類です。
この書類を役所に提出するだけで、戸籍上では夫婦は赤の他人になります。
この記事では、離婚したくないという方向けに「どのように考え」「どのように対処するか」を解説しています。

もくじ
妻が離婚届を突きつけ見せる意味
もし離婚届を突き付けられても、夫側に離婚の意志がないのなら慌てて騒ぎ立てるのは避けましょう。
離婚届を差し出して見せるという事は妻側に離婚の意志があるという意味ではあるものの、まだその書類は提出されたわけではない(=離婚したわけではない)からです。
とはいえ、わざわざ離婚届を入手して夫に見せているわけですから、
妻側には
「離婚したい」
もしくは
「離婚する気がある」
というのも事実です。
この「離婚届を突き付ける」という行為には2種類の解釈ができます。
一つめは、本来の「私は本気で離婚したいと思っている」という事です。
離婚届は役所に行かなければ入手する事ができないだけでなく、窓口の担当者に「離婚届をください」と言わなければ手に入れる事ができません。
面倒であると同時に心理的にもストレスが掛かる行為で、それをあえて行なったというところに妻の本気度が見えてくるわけです。
二つめは、「100%本気ではないが、夫の対応次第で離婚もあり得る」という妻からの意志表示です。
もし、浮気や不倫、ギャンブルなど、離婚届を突き付けられる原因に心当たりがあるなら今すぐ謝罪および猛省する必要があるでしょう。
突きつけられた離婚届への対応法
女性(妻)が夫に対して離婚届を突き付けるというのは、決してジョークや生半可な気持ちではできるものではありません。
離婚届を出されたら、かなり本気度の高い行為と考えていいでしょう。
もしも妻から離婚届を見せられたら、第一にすべきなのは「真剣に受け止める」という事です。
離婚届を見て逆上して騒ぎ立てたり、逆にジョークと受け取ったようなフリをして受け流すといった対応は決してしてはいけません。
理由はどうあれ、妻は真剣な行為として離婚届を夫に差し出しているわけですから、夫側も「これは深刻な事態なのだ」と受け止めて対応してください。
次にすべきなのは、自分の本音を正直に妻に伝えることです。
たとえば心底から驚いたのなら
「とても驚いた。離婚したいと考えているの?」
「今、どう言っていいのか分からない。でも話し合いたいと思っている」
と穏やかに伝えましょう。
離婚届を差し出された際に最も重要なのは、
「妻の決意を重く受け止めている」
「しかし、(離婚回避の為に)きちんと話合いたいと思っている」
という意志表示をする事です。
妻に離婚届を取り下げて貰う為に知っておきたい事

女性は離婚を決意するまでに長い間、我慢に我慢を重ねる事が多いのが通例です。
「私さえ我慢すれば…」
「子供の為に我慢しなくては…」
と無理をしてしまう為、一度離婚を言い出すとなかなか後には引きません。
そんな妻に離婚を取り下げて貰う為に、夫はどのように対応すればいいのでしょうか。
離婚回避の為の意志表示
妻側から離婚届を突き付けられた場合、それを回避するには第一に「自分は離婚する意志がない」と伝える必要があります。
これはまず自分の意志を明確に相手に伝える為で、離婚には同意しない旨を誤解のないようにハッキリと意志表示します。
ただし、この意志表示は妻と争う為にするのではなく、できるだけスムーズに離婚を回避する為のものだという事を忘れないでください。
いかに明確に伝えるといっても、あまり強い口調だったり喧嘩腰で伝えるのは避け、あくまで冷静に穏やかに意志表示する事が重要です。
腰を据えた話合いを
妻から離婚されるというと世間の目が気になるという人も少なくないでしょう。
しかし、ここは「男のメンツ」などにこだわって感情的にヒートアップしたり、自分が情けないと落ち込んでいる場合ではありません。
現代では夫婦の3組に1組、2分間に1組の夫婦が離婚しているといわれています。
離婚回避のポイントは「夫婦でじっくり話し合う事」です。
無理のない程度に話合いを長引かせると、相手が次第に離婚を諦めてくるという可能性もあります。
焦って離婚回避を急ぐのではなく、じっくり腰を据えて相手の出方を見ながら状況に合わせて対処してください。
妻と離婚したくないなら離婚届を受け入れる!
妻から離婚届を突き付けられた時、ほとんどの夫は驚きと無力感を覚えるでしょう。
「何かの冗談?」
「もしかしてドッキリ?」
「おれを試している?」
と思うかもしれまん。
でも、ここで言いたいのは夫として離婚したくないが、一度妻が発した「離婚したい!」ってことを一回受け止めるべきだという事です!
妻も悩みに悩んで出した結論です。決して冗談ではありません。
それを単に「嫌だ、離婚しない!」だけでは、上手く行く話も上手く行かなくなります。
離婚したくないなら「妻の話」を真摯に聞く
妻から離婚を持ち出されたら、時間を掛けて「妻の言いたい事」を聞く必要があります。
この際、夫として言い訳や反論をせず、最期まで妻の言い分を聞くのが礼儀であり離婚回避のコツです。
しっかりと最後まで妻の話を聞いて、「率直かつ真摯に」受け止める。
そして自分の気持ちを言い訳や反論ではなく、
「離婚を決意するところまで追い詰めて済まなかった」
「でも、できたら離婚はしたくない」
という事を伝えます。
言い訳や反論はまた後日伝える機会があると思いますので、離婚を切り出された当初は口にしないのが得策です。
自らの行動で「離婚回避」をするんだと示す
妻から離婚したい理由や原因を聞いたら、自分のどんな点が問題だったかが分かるはず。
それが正当な批判であるか否かは別として、とにかく妻はそのように感じているわけです。
つまり世間や一般常識に当てはめても仕方がありません。
妻がそう思っているのならその通りなのです。
男性はついつい論理的に物事を判断しがちですが、妻本人がそう感じているのなら「そんな考えは間違っている」と言っても意味がありません。
離婚を避けたいのなら素直に受け止めて反省し、問題のある部分は変えていくべきでしょう。
女性の多くは男性よりも現実的なので、言葉だけでいくら「問題がある所は直すよ」「おれを信じてくれ」と言っても納得してくれません。
言い換えると、女性は「単なる口約束」よりも「実際の夫の行動」を見て判断するわけです。
それを理解できない限りは、そうそう簡単には離婚を回避できません。
やるといった事は継続する事が大切
離婚の話し合いで妻が「あなたの○○なところが嫌なの」と言ったとします。
もし反論があれば、穏やかな口調で謙虚に
「△△な気持ちでやっていたんだけれど、君の気持を傷つけていたのなら直します」
と伝えてもいいでしょう。
そして男として口に出した以上は、全力で直す努力をしてください。
といっても、簡単に直せない事もあるでしょうが、大切なのは「継続して努力する」という事です。
離婚届を一度受け止めてからからが離婚回避
妻から離婚届を突き付けられたら、まずは一度その離婚の重みを受け入れて下さい。
もし、最初から拒否する姿勢のみを見せてしまうとお互いが平行線をたどってしまい、修復することが難しくなります。
一度「わかった。考えさせてくれ!」と受け止めて下さい。そうしない事には次に進めません。
そして、離婚したくないのなら、離婚しないための行動を始めるだけです。
これで第一歩目。
まだ先は長いですが、次の男にとって突然来る離婚危機の回避方法は?を参考に離婚回避をすすめて下さい。