夫婦円満になる秘訣とは?
この記事で解決できるお悩み
この記事では、仲の良い夫婦を目指すためにに知っておきたい夫婦円満の秘訣とコツを解説しています。
- 仲良し夫婦とそうじゃない夫婦は何が違うの?
- 大好きな人と結婚したんだから夫婦円満で過ごしたい!
- 夫、妻と仲良くするための秘訣はあるの?
など、夫婦仲を良くしたいと思っているなら、この記事で夫婦円満を目指す為の考え方や行動を知り取り入れて行きましょう。
夫婦お互いの気持ちを理解し、夫婦仲を改善したい方は最後まで読んでみてください。
もくじ
夫婦円満とは?どういう状態?
せっかく縁があって結婚した2人。できれば夫婦円満で過ごしたいものです。
そもそも「夫婦円満」とは、どんな意味でどういった状態のことなのでしょう。
「夫婦円満」に対して、認識を改めて確認してみましょう。
「夫婦円満」と辞書を引くとこのように記載されています。
夫婦仲がよく、不和や争いごとのない様子を指す表現。夫婦の関係が満ち足りているさま。
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決して付き合い当初や若いカップルのように、ラブラブであることだけが夫婦円満とは限りません。
いつでも一緒にいる必要はありませんし、喧嘩しないことが正義でもありません。
こそが「夫婦円満」です。
夫婦円満になれない人の特徴と原因
最初はお互いを愛し合って結婚した夫婦が、夫婦円満を実現できないのには原因があります。
ここでは夫婦が不仲になってしまう原因を紹介します。
相手の悪い部分ばかり見ている
夫婦になり長い年月を過ごすにつれて、相手の悪い部分や嫌な部分が目につきやすくなってしまいます。
人によっては相手に問題があるのではなく、
悪い部分、嫌な部分ばかりに気を取られて、相手を大切に思えなくなり、だんだんと不仲になってしまうのはよくあるパターンです。
会話する努力をしていない
夫婦に限らず、コミュニケーションは人間関係を円滑にするため、とても重要なことです。
会話の少ない夫婦は不仲になってしまうことが多々。
「言わなくてもわかっているだろう」と感じて、
一方が我慢している
夫婦でどちらか一方に我慢が多いことも夫婦円満になれない原因となります。
本当は不満を抱えているのに
職場や友人との人間関係では、トラブルを回避するためにある程度必要なスキルですが、
長い時間を過ごす夫婦関係においては、一方が我慢しすぎると気付いたときには、相手に嫌悪感を抱くこともあるでしょう。
少しの会話で解決できた問題も、長い年月をかけて嫌悪感にまで変化してしまえば修復はとても大変です。
Aさんの場合
私は妻の立場ですが、思ったことはなんでも口にしてしまい、とくに不満は必ず相手に伝えるタイプです。
夫と生活し始めて4年ほどになりますが、とくに最初のころは不満をぶつけまくりで衝突を繰り返しました。
しかし、そのおかげで私が嫌がることや苦手なことを夫に知ってもらえたため、いまではほとんど衝突することもありません。
一方で私の両親はかなりの不仲なのですが、母が1人で我慢し続けたことが大きな原因です。
娘である私の立場からすれば、
「お父さん、そんなことしたらお母さん嫌がるよ…。」
とわかるようなことでも、
父は不満を言われたことがないため気付けないのです。
自分の嫌だと感じることを伝えてこなかった母にも、妻の気持ちを確認しようとせずにいた父にも問題があると思います。
円満になれない夫婦が抱えるよくある不満
不満の内容が男女で異なることが多いことも、すれ違いの原因です。
男性、女性がお互いどのようなことに不満を感じるか知っておくと、家庭円満を実現するヒントになりますよ。
男女別でよくある不満を紹介します。
夫の不満
妻の話が長いことが不満につながるパターンがよくあります。
妻はただ聞いてほしいだけで話していることがほとんどなのですが、とくに愚痴などは夫からすればどうして欲しいのかわからないと感じるようです。
ほかにも、仕事で疲れているときや、やっと帰宅して落ち着けると思ったときに、妻の話が長いとわずらわしく感じてしまいます。
妻の不満
夫が家事や育児に協力してくれないことが不満につながるパターンが多いです。
現代では共働きが主流となり、夫婦で家事や育児を協力しておこなうようになっていますが、
女性はもともと家事や育児が得意なわけではありません。
男性と同じようにもともとは初心者です。
仕事もこなしながら慣れない家事や育児をこなしていくことは不安があり、不満につながります。
夫婦円満になっている人の特徴と気を付けている事
上記では夫婦円満になれない人の特徴についてお伝えしてきましたが
ここでは、夫婦円満になる人の特徴や、夫婦が気を付けていることを紹介します。
夫婦円満な人の特徴
あなたの身近な仲の良い夫婦を思い浮かべてみながら、確認してみてください。
夫婦円満な家庭にはこのような特徴があります。
それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
笑顔が多い
夫婦仲が良好な人たちは、なんだか楽しそうだと感じたことがありませんか?
仲の良い夫婦は、生活に不満が少なくコミュニケーションも取れているため、自然に笑顔が増えます。
夫婦生活に限らず、不満やストレスがあるときや、疲れが溜まっているときはイライラが募り、なかなか笑顔になれませんよね。
お互い思いやりがある
思いやりのない人はどんな人ともうまくいきません。
長く一緒に過ごす夫婦は、お互いに不満やストレスを感じて思いやれないこともありますが、それを一緒に乗り越えた夫婦はお互いを心から思いやっています。
自分中心ではなく、常に相手のことを考えて行動できる人が良好な関係を築けるのは納得ですよね。
自立している
関係性の良い夫婦は、お互いが精神的に自立しています。
仕事やプライベートでストレスを感じない人はいません。
ストレスを感じたとき、うまく発散できずいつまでも悩んだり、イライラして周りに当たったりすると、良い方向へは向かいませんよね。
ストレスの発散方法を知っていたり、解決策を探しすぐに行動できたりする人は、ストレスに左右されず安定した精神を保てます。
精神的な自立心を養うことで、自分に自信を持てるようになり、心に余裕を持ち相手に寄り添えるのです。
円満な夫婦が気を付けていること
夫婦円満な人達が気を付けていることを紹介します。それぞれエピソードも加えて紹介します。
適度な距離感
夫婦とはいえもともとは他人です。
相手がどこにいるのか、何をしているのかに捉われてしまうのはよくありません。
自分の時間を設けたり、干渉しないようにしたり、適度な距離感を持つことが重要です。
30代女性Aさんの話
自分の思い通りにならないことでストレスを溜めて、夫の一挙手一投足を気にしていては、悪いところばかり気になってしまいます。
そのため、私は夫に対していい意味で他人行儀にするようにしています。
他人行儀を意識すれば、自然に言葉遣いにも気を配れますし、お願いを聞いてくれたことに感謝できるものです。
感謝の言葉を欠かさない
何度も言いますが夫婦はもともと他人。
妻は夫にいつも家族のために仕事を頑張ってくれてありがとうと…。
夫は妻にいつも家事や育児を頑張ってくれてありがとうと…。
日頃から感謝を感じていてもなかなか言葉にして伝えていない人が多いのではないでしょうか。
30代男性Bさんの話
仕事や育児をしながら毎日食事を用意するのは簡単なことではないと思います。
妻には毎日温かい食事を準備してくれることに感謝を伝えています。
それに作り甲斐があると感じたようで、毎日私の好みの食事を準備してくれて感謝しかありません。
愛情表現を惜しまない
前述したように「言わなくても伝わる」ということはありません。
感謝だけでなく愛情表現を惜しまないことで、「愛されている」と自覚させられて安心につながります。
愛されているとわかっている安心感は、精神的な安定にもつながり気持ちよく生活を送れる要因となります。
30代女性Cさんの話
毎朝仕事へ送り出すときや電話を切るときには、必ず「愛してる」と伝えます。
夫は「重要なときしか言わない!」と頑なで、私だけ外人のコミュニケーションみたいになっていますがいいんです。
「愛してる」と伝えることで、夫が毎日無事に帰宅してくれると思っています。
願掛けのようなものです。
生活習慣を整える
生活習慣の乱れは自律神経に影響を与え、心身共に疲労してしまう原因になります。
そのため、良い睡眠や食事、適度な運動をするのはとても重要です。
40代女性Dさんの話
数年前に料理教室に通い始めて、栄養素に気を付けた食事を作るようになりました。
本当に食事しか変えていないのですが、いつも忙しそうでイライラしていた夫が穏やかになりました。
毎日会話をする
夫婦仲を良好に保つために、コミュニケーションは一番大切だといっても過言ではありません。
必要な連絡事項だけではなく、話さなくても問題ないような些細な会話を大切にしましょう。
お互いの話をきちんと聞くことも重要ですよ。
30代男性Eさんの話
私は会話がないことにとくになにも感じていなかったのですが、ある日妻から「もっと会話をしたい」と深刻そうにお願いされました。
その日から寝る前に携帯を触っていた時間を妻と話す時間にしようと決め、毎日話を聞いています。
これまで知らなかった妻の日常が知れるようになり、会話の大切さを感じました。
相手の家族も大切にする
結婚とは相手の家族の身内になることです。
自分の親や兄弟を大切にされて嫌な気持ちになる人はいません。
相手を思いやることは相手の家族を思いやることにもつながります。
40代女性Fさんの話
長年交際していた彼とは、なんとなくだらだらと結婚していませんでした。
しかし、母が病気になり形だけでも…と籍を入れることに…。
年齢的にも気恥ずかしかったため、少人数で結婚式をあげました。
そのとき、車椅子の母を嫌な顔1つせず介助してくれる彼を見て、夫婦になったんだと実感しました。
同時に、彼の両親や兄弟を大切にしたいと思えたきっかけです。
身だしなみに気を遣う
愛され続けるためには、身だしなみに気を遣うことも大切です。
見慣れているからとだらけてだらしない格好ばかりしていると、愛想をつかれてしまう可能性があります。
口臭や体臭に気遣うこともマナーです。
40代男性Gさんの話
妻はいつまでもきれいでいようと心掛けてくれているため、ずっと女性として愛しています。
そんな妻を見て自分も身だしなみに気を遣っていたいと思えています。
夫婦円満の秘訣5選
夫婦円満の生活を送るためには、お互いに努力や気遣いがかかせません。
前述したように、仲の良い夫婦は気を付けていることがたくさんあります。
ここでは今から実践できる夫婦円満の秘訣を紹介します。
知っているだけでも良いのですが、意識して実践してみることが重要ですので、ぜひ今日から実践してみてください。
喧嘩を翌日に持ち越さない
喧嘩すること自体は悪いことではありません。
むしろ、仲の良い夫婦はときどき衝突することで、関係性を深めています。
しかし、喧嘩にもルールが必要です。
必要なルールは1つだけ、
どんな喧嘩であったとしても、長引かせて好転することはありません。
我が家では毎日晩酌の時間を夫婦の会話時間にしています。
楽しく過ごせる日がほとんどですが、お酒が入っていることもあり喧嘩になることも…。
原因はお酒が入っていなければ喧嘩にならないようなくだらないことが多いのですが、話は派生してあれやこれやと揉めます(笑)
その日のうちに解決をモットーに喧嘩しているため、基本的には折り合いがつくのですが、喧嘩したままどちらかがふて寝することも…。
特別決めたわけではありませんが、お互い喧嘩を翌日に持ち越さない主義なので、次の日にはなかったことのように仲良く送り出しています。
なかには解決できないままでは今後の問題になってしまうような深刻な内容の喧嘩もあります。
深刻な内容の喧嘩をその日に解決できなかった場合には、一旦持ち帰り整理してから、夫の機嫌がよい日に改めて冷静に話し合うようにしていますよ。
ヒートアップすると思ってもいないことを言ってしまったり、引っ込みがつかなくなったりするので、日を変えて落ち着いて話すことも重要だと考えています。
意識的にスキンシップを取る
仲の良い夫婦は意識的にスキンシップを取るよう心掛けているものです。
スキンシップとはセックスからソフトなボディタッチまで幅広くあります。
親しい間柄でのみ許されるコミュニケーションがスキンシップです。
生活リズムや仕事でセックスがご無沙汰になるタイミングはあります。
それでも、
お互い尊敬を忘れない
相手を尊敬できない関係では、いつか綻びが生まれます。
ただ好きな気持ちだけではなく、相手を尊敬できるところを忘れないようにしましょう。
尊敬する相手に対して、つらく当たったりあしらったりすることはありませんよね。
私は夫に対して尊敬できるポイントが数え切れないほどあります。
その中でもとくに、人付き合いの仕方は本当にほかの誰よりも尊敬でき、私の自慢です。
私が友人から相談された返事で迷っているときや、人間関係が難しいと感じるときには必ず夫に相談してアドバイスをもらうようにしています。
自分では人間関係がうまくできていると感じているときも、
「こんな考え方はどうだろう?」
と相談し意見をもらうようにしています。
夫に相談するようになってから、人間関係に悩む時間は格段に減りました。
真似できない素敵な部分だと思っているので、日頃から「あなたの人に対しての考え方を尊敬している」と都度伝えています。
我慢しない
夫婦関係を長く継続するために、我慢のしすぎはよくありませんよ。
夫婦円満になれない原因の章でも紹介したように、我慢のしすぎが募ると修復が難しいほどの溝ができてしまいます。
1人の時間も目一杯楽しむ
相手に依存して執着している人はスマートではありません。
1人の時間も大切にできる自立した人のほうが魅力的だと思いませんか?
夫婦は長く一緒に過ごすため、干渉しすぎないことがとても重要です。
お互いがお互いを尊重して、それぞれ1人の時間も有意義に送れてこそ、一緒にいて高めあえる理想の夫婦円満が実現できます。
私は夫と出会う前は、恥ずかしながら男性に依存するタイプでした。
彼氏のために仕事も変えられるし、友人との約束よりも彼氏優先。
お金も時間もすべて彼氏に捧げる、だめなタイプでした。
しかし夫と出会って本当に信頼できるということを知ったおかげで、疑うこともありませんし、一緒にいない時間にそこまで夫のことが気になりません。
1人の時間は趣味に没頭したり、仕事に力を入れたり、自分磨きをしたり全力で楽しんでいます。
夫婦円満を目指すメリットと目指さないデメリット
あなたはどうして夫婦円満に過ごしたいのでしょうか?
夫婦円満のほうがよいと魅力を感じているからですよね。
ここでは、夫婦円満を目指すメリットと、目指さないデメリットを紹介します。
夫婦円満を目指すメリット
それぞれ見ていきましょう。
家族の絆が深まる
夫婦円満でたくさんの会話を交わすと、よりお互いを理解できます。
喧嘩することもあるでしょうが、そのたびに関係性は深まり、家族の絆が深まります。
絆の強い家族は、お互いを思いやり大切にできるため、結果的に全員の幸福度や自己肯定感も上がります。
自宅が安らげる場になる
夫婦仲が悪い夫が「家に帰るのが憂鬱」という話を聞いたことがありませんか?
反対に妻も「夫が出張になるとホッとする」というのを聞いたことがあります。
夫婦仲が悪ければ、自宅の雰囲気もピリつきますし、殺伐とした空気で気まずい思いをすることになります。
夫婦円満な家庭はそうではありません。
むしろ「早く帰りたい」と思えるでしょう。
自宅は自分たちで時間をかけて作った居心地の良い空間なわけですから、気を張って働いて疲れて帰宅しても、安心して休める場所になります。
子どもが伸び伸びと成長できる
子どもは敏感です。
夫婦仲が良い温かい家庭で育つ子どもは、伸び伸びと成長でき自己表現もよくできることでしょう。
問題解決が早い
普通に過ごしていても、多かれ少なかれ問題は起こりますよね。
夫や妻、子どものことでなにか問題が起きたとします。
そんなとき、夫婦円満な家庭はすぐに相手に相談できます。
子どものことで問題が起きた場合には、とくに考えすぎて落ち込んでしまいがちですが、相談できる相手がいることでマイナスな感情に引っ張られることも少ないでしょう。
また、そうして一緒に問題を乗り越えることで、より一層家族の仲が深まるメリットもあります。
自分の成長につながる
相手を思いやり尊重して、自分の考え方を押し通さず多様な考え方を受け入れることは、あなた自身の成長につながります。
また相手の尊敬できる部分を見習い、高めあうことで、お互いに成長し続けられる関係を築けます。
夫婦円満を目指さないデメリット
それぞれ詳しく見ていきましょう。
離婚の可能性
夫婦不仲のまま、ギリギリの状態で生活を続けていると、いつか限界が来てしまう可能性があります。
お互いに歩み寄れなくて、和解できなければ、最悪の場合には離婚に至ってしまいます。
もともとはお互いが愛し合い、尊敬できる関係だったはずの夫婦が、離婚に至ってしまうのはとても残念なことですよね。
仕事や家事がおろそかになる
夫婦が不仲な状態が続くと精神的にも影響があり、ストレスが溜まっていく一方です。
うまく発散できる方法があればまだよいのですが、家でも職場でも気を張っている状態で精神力が維持できる人はなかなかいません。
不仲が原因で疲れやストレスが溜まり、仕事や家事に支障をきたしてしまうことも考えられます。
子どもの成長に影響が出る
子どもは繊細で敏感に空気を読みます。
親が、子どもに対しては優しく接している、子どもの前では喧嘩を見せていないと感じていても、居心地の悪さや気まずさを子どもが感じていることがあります。
両親が不仲ななかで育った子どもは、人の顔色をうかがい、自己表現が苦手になってしまう可能性がありますよ。
実際に私は不仲な両親の元で育ちましたが、親の顔色をうかがって両親が揃っているときは話しかけないように気を遣っていました。
子どもの頃だけでなく、いまでも両親が揃っているとどちらと会話しているときも、もう一方が気になってしまいます。
結婚したいまでは、親と出かけたいと思っても、どちらかを選ばなければならないのでとても悩みます。
夫婦円満の秘訣まとめ
夫婦円満とは、夫婦仲が良く不和や争いのないことで、円満に過ごせない場合は必ず原因があります。
ことを忘れず、双方が努力すれば夫婦円満に過ごすのは夢ではありません。
夫婦が仲良く過ごすメリットや仲が悪いままのデメリットを見つめなおし、改善を試みましょう。
あなたが夫婦円満でお互いに高めあい、安らげる家に帰宅できる未来を祈っています。
干渉しないことと、相手に興味を持たないことは別です。