自虐ではなく現実を見つめる強さ
妻から離婚の申し出があった場合、まず第一に必要なのは「現実を見つめる強さ」を持つ事です。
男性にはプライドというものがある為、妻側から離婚を言い出されると大きなダメージを受けます。
「自分のどこが悪かったのか…」
「夫として失格なのか…」
「男として見切りを付けられたのか…」
ほとんどの男性はこのような感慨を持つのではないでしょうか。
しかし、いくら妻から離婚を切り出されたといっても、夫として失格とか見切りを付けられたというワケではありません。
自分で自分を卑下するような自虐的な感慨に浸るのではなく、妻の真意はどこにあるのか、ナゼ離婚を決断したのか、撤回してもらう方法はないのかなど現実を見つめる強さを持つようにしましょう。
離婚の申し出=離婚ではない
男性は一見して冷静沈着で意志が強そうに見える人でも、内面を覗いてみると小心で気弱であるというケースも少なくありません。
言い換えると「意外に繊細でデリケート」なのが男性であり、長年信頼してきた妻から離婚を言い出されるとショックを受けて落ち込んでしまうという人も多いのです。
でも、ちょっと待ってください。
よくよく考えてみると妻から「離婚の申し出」があったとしても、即離婚になると決まったわけではないのです。
現状では申し出があったというだけで、現実的には離婚が決まったわけでも離婚したわけでもありません。
まずは、この「事実」をしっかりと噛み締めてみる必要があります。
慎重な発言と行動が必須
離婚という非日常的な問題に直面すると言わなくてもいい事を言ってしまったり、しなくてもいい事をしてしまうという落とし穴があります。
たとえば、昔から「売り言葉に買い言葉」といわれるように、妻の挑発的な言葉に乗って過激な発言をしてしまうのも代表的な例です。
一例を挙げると次のような会話です。
妻「もう別れたいの」
夫「オレのどこが気に入らないんだ」
妻「どこって、何もかもよ!」
夫「何だと!もう勝手にしろ!!」
これでは離婚を回避するどころか、離婚する為に会話しているようなものです。
もしも妻との離婚を回避したいと考えているなら、あくまでも慎重な発言と行動が必須となります。
怒りや落ち込みは避ける
妻に離婚したいと言われて喜ぶ夫はいないでしょう。
当然の事ながら、怒りや悲しみ、失望、落ち込みなど様々な感情が心を横切ると思います。
しかし、いたずらに怒ったり落ち込んでみても解決にはつながりません。
子供っぽい感情に左右されるのではなく、大人の男性として解決に至る方法を模索するという姿勢で臨むことが重要です。