夫婦喧嘩の仲直り法則とは?
「夫婦げんかしたけど仲直りしたい…」「上手く仲直りするには?」
など、夫婦喧嘩をして悩んでいる
- どのようにすれば気持ちよく仲直りできる?
- 夫婦喧嘩に負けたくない…
- 相手に誤りを見てもらうには?
など、夫婦喧嘩の仲直りで悩んでいる方へ
この記事は、夫婦喧嘩したが仲直りしたいと思っている方向けの記事です。
最後まで読んでもらえれば、
夫婦喧嘩後の上手な「接し方」「行動」「考え方」が理解できるようになります。
もくじ
夫婦喧嘩で仲直りができない原因
違う環境で育った2人が夫婦になったのですから喧嘩が起こるのは当然で、夫婦喧嘩自体が悪いことではありません。
しかし、喧嘩がいつまでも長引いたり、険悪な状況が続いたりするのは、精神的にも将来のためにもよくないですよね。
夫婦が仲直りできない原因は、大抵下記のどれかに当てはまるでしょう。
それぞれ見ていきましょう。
素直に謝れない
喧嘩がヒートアップして、
「もう喧嘩を終わりにしたい」
「ここまで言うつもりじゃなかった」
と思いつつ、素直に謝れないことが原因でしょう。
話しているうちにこの事態を収拾したいと感じていても、プライドが邪魔をして謝れないケースが多々あります。
間違ったことをした、言い過ぎたと感じていても、引っ込みがつかなくなってしまうのです。
夫婦は一番近くにいる存在だからこそ、素直になれないこともあるのでしょう。
負けたくないと思っている
パートナーとの喧嘩で負けたくないと思っているため、仲直りできないケースも多いですよ。
夫婦にはさまざまな形があり、夫が妻の尻に敷かれている夫婦もいれば、妻は常に夫の一歩後を行くという夫婦もいます。
しかし、それらは夫婦がうまくいきやすい形に過ぎず、上下関係を決めるものではありません。
勝ち負けや夫婦関係の優劣を考えてしまう方は、仲直りが難しいケースが多いでしょう。
喧嘩の内容が到底許せないこと
普段はすぐに仲直りできる夫婦でも、喧嘩の内容が到底許せないことであれば、仲直りが難しくなるでしょう。
仮に相手が謝ってくれても許せないのですから当然です。
たとえば「実はギャンブルで借金200万円あります。ごめんね!」では済みませんよね。
「返済計画を練り、返済完了まではお小遣いを減らす。」など具体的な行動が伴わなければ仲直りは難しいでしょう。
繰り返し借金をしたり、浪費が激しかったり、改善が見込めない場合には別れという選択肢も出てきます。
喧嘩の内容によっては、簡単に仲直りできないこともあります。
同じ喧嘩を繰り返している
同じ喧嘩を繰り返している場合も、仲直りが難しいでしょう。
根本が解決しないままではまた繰り返すとわかっているからです。
夫婦であっても他人を変えることは難しく、本人が本気で変わろうとするか、悪いと感じている部分を受け入れるかのどちらかが仲直りの近道になるでしょう。
同じ内容の喧嘩を繰り返す部分から、どちらかに変化がなければ状況は変わらないでしょう。
夫婦喧嘩後に仲直りするための方法
喧嘩が多い夫婦や喧嘩後なかなか仲直りできない夫婦は、仲直りの方法に頭を抱えているのかもしれませんね。
円満に仲直りするために多くの夫婦が取り入れている方法をいくつか紹介します。
夫婦喧嘩で悩んでいる状態の方は、一緒にチェックしていきましょう。
素直に謝る
喧嘩を終わらせるためには、素直に謝る方法が一番わかりやすいでしょう。
なんとなくうやむやに仲直りをしてしまうと、どちらか一方の中では
「まだ終わっていない」
とモヤモヤが残る可能性があります。
「ごめんなさい」
「私も悪かったから仲直りしよう」
とハッキリ言葉にすることで、喧嘩に終止符を打てます。
喧嘩後に気まずい空気が拭えない場合、素直に謝ってみてはいかがでしょうか?
徹底的に話し合う
徹底的に話し合い、問題をクリアにして仲直りしましょう。
いつも同じことで喧嘩になる場合や喧嘩内容で意見が食い違ったままの状況では、双方が折れず仲直りできないことがあります。
暴言を吐いたり、冷静さを保てなかったりするような戦闘モードはやめて、冷静に話し合いましょう。
自分の意見や気持ちばかりを押し付ける方法では、話し合いが前に進みません。
喧嘩腰な態度を改め徹底的に話し合うことで、きれいにまとまるでしょう。
一旦距離を置く
あまりに喧嘩がヒートアップしてしまっている状況では、一旦距離を置く方法も有効です。
- 別の部屋に行く
- その日は寝る
- 外に出かける
などの手段で強制終了して、頭を冷やしましょう。
相手も同じようにヒートアップしている気持ちが落ち着き冷静になれます。
翌日普通に振る舞えたり、落ち着いて話し合えたり、喧嘩を沈静化できます。
普段通りに接する
小さな揉め事であれば、普段通りに接して仲直りするのもありです。
お互いに
「これ以上話し合うほどのことではない」
と思うような些細な意見の食い違いで喧嘩になってしまうこともあるでしょう。
我が家でもしょうもない内容で喧嘩になったときは、一旦トイレなどで離席し戻ったときに夫が食いつきそうな話題を提供します。
大抵ネットニュースなどを開けば何かしら話題が見つかるのでおすすめです。
普段通りに接して仲直りできる喧嘩もありますよ。
友達や家族に愚痴を聞いてもらう
どうしてもイライラがおさまらない場合には、友達や家族に愚痴を聞いてもらうのもおすすめです。
そのような考え方の違いは簡単に埋められるものではなく、受け入れるほかありません。
私は夫と激しい喧嘩になった翌日は、友達や妹に電話をして話を聞いてもらい共感してもらいます。
当然私に非がある場合には友達や妹に指摘されるため、自分を俯瞰的に見れて反省できる場合も。
反対に、友達や妹が夫に対して怒ってくれたり気持ちをわかってくれたりすると、
「彼も普段は優しいんだけどね」
「私も言い過ぎてたんだけど…。」
と夫を庇うような気持ちになる場合もあります。
他人に愚痴を聞いてもらうことで自分の考えがまとまりスッキリして、いつも通り振る舞える可能性もありますよ。
スキンシップをとる
喧嘩の終わりが見えなくて仲直りが難しい場合にはスキンシップをとってみましょう。
別名愛情ホルモンとも呼ばれ、触れ合うことで安心感や愛情を得られます。
- どれだけ喧嘩をした日でも同じ布団で寝る
- 手や肩など触れやすい部分に触れる
- 仲直りの証にハグをする
このような方法を取り入れれば、喧嘩で荒れた気持ちが緩和されるでしょう。
スキンシップをとるまでは勇気がいりますが、効果は抜群なのでぜひ試してみてください。
スキンシップで仲直りできたという夫婦も多数いますよ。
おいしいものを共有する
喧嘩のあとには必ずおいしいものを共有するという夫婦もいます。
「食欲・性欲・睡眠欲」は人間の三大欲求と言われ、空腹時には思考が停止したり、イライラしたりするもの。
夫の好きな料理を食卓に並べたり、妻の好むスイーツを買って帰ったり、一緒においしいものを共有すると笑顔になれます。
ある夫婦のお話ですが、その夫婦は喧嘩のあとには高級アイスを食べると決めているそうです。
奥さんは喧嘩になるとついつい「このあとアイスあるな」と考えてしまい笑ってしまうとか。
奥さんの思考が旦那さんにも伝わり2人して笑ってしまい、ヒートアップする前にいつも仲直りできるそうです。
喧嘩の多い夫婦こそ、おいしいものを共有する方法を取り入れてみてはいかがでしょうか?
マイルールを決めておく
夫婦で喧嘩になった際のルールを決めておくのもよいですよ。
2人で決めたルールですから、どんなに喧嘩中でも破ったほうはルール違反になります。
そこで強制終了に持ち込めるためおすすめの方法です。
具体的には、
- 10分以上は揉めない
- どちらかが謝ったら終わり
- 生理中は喧嘩禁止
など、わかりやすいルールがよい。
夫婦独自のマイルールを取り入れ、喧嘩を収束できる場合もあります。
夫婦喧嘩にならないようにする方法
喧嘩すること自体は悪いことではありません。
しかし、しなくていい喧嘩もあり、未然に防ぐ方法があるならば知っておきたいと思いませんか?
ここでは、夫婦喧嘩にならないようにする方法を紹介します。
さっそく見ていきましょう。
喧嘩の予感がしたら話題を変える
話題をサッと変えることで喧嘩が防げる場合があります。
浮気など理由が明確で避けられない話題の喧嘩もありますが、ほんの少しの言い方や態度による原因があってないようなものもありますよね。
一緒に暮らす夫婦であれば喧嘩に発展しそうだというタイミングは理解しているはず。
実際に私もよく使う手法ですが、先日このようなことがありました。
何かの話題から私が過去に夫の対応で驚いたときのことを思い出し、
「あのときびっくりしたよ~!」
と伝えると、夫がイラっとしたのが伝わりました。
「それはお前が…」
と言いかけた瞬間に、
「そういえばこないだ言ってたお友達どうなった?」
と話題を変えたのです。
すると夫もそれ以上深堀することではないと判断したのか、その話題は終了。
会話の最中では何かしら返事をしなければ…と感じるものです。
喧嘩に発展しそうな雰囲気を察知したら、話題を変えてしまうのも1つの手ですよ。
イラっとしたら1人の時間を作る
パートナーにイラっとしたときには、1人の時間を作るとよいでしょう。
腹が立っているときにわざわざ近くにいる必要はありません。
喧嘩はそのときどきの気分や状況に左右される場合が多々。
まったく同じことが起こっても腹が立たないときもあるでしょう。
「今日はパートナーにイライラする」
「機嫌悪そうで面倒」
と感じたときには、1人でゆっくり湯船に浸かる、散歩に出かけるなどの方法でパートナーと離れましょう。
私たち夫婦は毎晩お酒を楽しみます。
お酒が入ると夫を鬱陶しく感じたり、話しかけられるのが面倒に感じたりすることが多々。
反対に夫も自分の世界に入っているときに、お酒に酔った私が話しかけるのを嫌がります。
同じ部屋にいるとどうしてもどちらかが話しかけ、面倒な展開に発展するのが目に見えているため、買い忘れを理由に買い物に出かけたり、1人で長風呂したり離れるように意識しています。
意識的に離れるようにしてから、お酒を飲んだ状態で喧嘩になることは減りました。
1人の時間を作って、相手と距離をとりリラックスすると喧嘩にならずに済みますよ。
好きなことで気分転換する
喧嘩になりそうなとき、好きなことで気分転換をする方法もおすすめです。
喧嘩寸前の状況で上機嫌だと言う方は少ないでしょう。
そういった気分のときに、家事や仕事を頑張ると
「相手のためにこんなに頑張っているのに…。」
と怒りの矛先がパートナーに向きがち。
喧嘩になるよりはマシと割り切って、自分の好きなことをしてしまいましょう。
- シンクに洗い物が溜まっているけど、漫画を読む
- 仕事を早めに切り上げて買い物に行く
など、全力で自分のためだけの時間を使います。
実際に私も夫へ不満が募りそうなときには、あえて家事を放棄して好きなことをするようにしています。
しばらく好きなことをしていると、
「よし気分転換に好きなことをしたし頑張ろう!」
と前向きな気持ちになり、「夫のため」と思わずに家事や仕事をこなせますよ。
イライラして喧嘩になりそうなときには、思い切って気分転換に好きなことをしてみてください。
喧嘩を防ぐ武器を用意しておく(プレゼント)
あらかじめ、喧嘩になりそうなときのためささやかなプレゼントを用意しておきましょう。
パートナーの口から喧嘩に発展しそうな文句や不平不満が漏れ始めたときに、サッと渡せばそれ以上文句や不平不満が続くことはないでしょう。
私は夫の嗜好品であるたばこをいつもかばんに忍ばせています。
夫が私に何か不満を言い始めたとき、
「あ、ちょっと待って、たばこ買っておいたよ。」
と渡すと
「ありがとう」
と言わざるを得ないため、そのまま話題はフェードアウトします。
たばこでなくても、好きなお菓子やスイーツ、愛用している日用品など、金額の小さなものでも十分効果を発揮するでしょう。
感謝の気持ちを忘れない
常にパートナーへの感謝を忘れずにいましょう。
もしもいまあなたのパートナーがいなくなったらどうでしょう?
精神的・経済的に困ることが多いのではないでしょうか?
あなたが選んだパートナーがあなたを選び側にいてくれることに感謝し、日頃の感謝を忘れずにいてください。
同じことを伝えるのにも、言い方や態度ひとつで喧嘩に発展してしまいます。
日頃から感謝を忘れないようにしていれば、不要な喧嘩を防げるでしょう。
夫婦喧嘩で仲直りの為にやってはいけないこと
夫婦で喧嘩は起こるもの。
まったくしないのは難しく、しなければいいというものでもありません。
しかし、夫婦喧嘩にもある程度ルールがあり、やってはいけないことがあります。
このルールを犯した場合には、喧嘩が長期戦になったり最悪の場合には不仲の原因になったり…。
やってはいけないことは3つ。
それぞれ確認していきましょう。
過去を持ち出す
喧嘩中に過去を持ち出すのは御法度です。
話の趣旨が変わり、喧嘩を長期戦に持ち込んでしまう原因になりかねません。
「あのときもこうだった。」
と発言してしまうと、相手も
「それを言い出したら君もあのとき…。」
となってしまうでしょう。
喧嘩の最中は現状の問題にフォーカスを当て、脱線しないようにしてください。
相手の容姿や収入を批難する
相手の容姿や収入を批難するのはNG。
「デブ」「ハゲ」「ブス」など容姿批判は小学生まで。
また、収入を持ち出した文句は相手のプライドを大きく傷つけ、夫婦間に溝を作るきっかけになります。
家族ぐるみで付き合いをしている知人の話ですが、その夫婦はとにかく喧嘩が多いです。
よくもまあ人前で恥ずかしげもなく…と感じますし、周囲からはみっともない夫婦と認定されてしまっている状況。
その夫婦の奥さんが旦那さんに
「お前の収入が悪いから私が苦労してるんだ。」
と罵るシーンをひんぱんに見かけます。
家族のために毎日頑張る夫に収入を批難することはただでさえ相手を深く傷つけることなのに、ましてや人前でそんなことを言われてしまったらプライドも立場もないですよね。
夫婦はそれぞれ頑張っています。
夫は家族のために働き、妻は家族のために家を守ります。
お互いに感謝の気持ちを持っていれば、
「家事を分担しよう」
「家計の助けになれるよう働きに出よう」
と思えるはず。
感謝も忘れ相手を批難するような発言は絶対にNG。
喧嘩になったからといって、口にしてはいけないことがあると覚えておきましょう。
手をあげる
どんなに喧嘩がヒートアップしても、手をあげてはいけません。
DVと言えば男性が女性におこなうイメージがありますが、実際には女性が男性におこなうケースもあります。
DV行為は相手に恐怖心を与え、場合によっては怪我を負わせかねません。
話し合いどころの騒ぎではなくなるため、そういった状況に陥ったときは何振り構わず逃げてください。
手をあげた側は傷害罪に問われる可能性もあり、前科者になる可能性だってあります。
どんな場合でも手をあげるのは禁止です。
夫婦喧嘩後に仲直りしないで放置するとどうなる?
気まずさや気の重さから、夫婦喧嘩を放置してしまっている方もいるのではないでしょうか?
夫婦喧嘩は放置せず、仲直りするべきです。
仲直りしないで放置していた場合には、最悪の結末が待っていることも…。
離婚
喧嘩を放置し続けると、最悪の場合離婚に至ってしまう可能性も。
最初はささいな要因だった喧嘩も、放置して気まずさが漂うと、パートナーは離婚を決断してしまう可能性があります。
一緒にいることが苦痛、パートナーのことが嫌い、パートナーのために何かしたいと思えない…このような状況が続くと離婚を視野に入れる方もいるでしょう。
たかが喧嘩と侮っていると、離婚に至ってしまう可能性があります。
別居・家庭内別居
別居や家庭内別居の危険性も伴います。
家庭内の雰囲気が深刻になれば、さらに別居へと進展する可能性もあります。
本来安らげる場所であるはずの自宅は、居心地の悪い空間へと変化し、精神的に参ってしまうことも考えられるでしょう。
喧嘩を放置して別居・家庭内別居に至ったという夫婦は実際に存在しますよ。
孤独な老後
喧嘩を放置して行き進めば、孤独な老後が待っています。
離婚や別居の有無にかかわらず、介護が必要になったときに助けてもらえなかったり、食卓を毎日1人で過ごしたり…。
周りの親戚や友達が家族睦まじく過ごしている姿を見て、
「うらやましい」
「あのとききちんと対処しておけばよかった」
と後悔する日々を送る可能性があります。
体が健康で多忙なうちは感じない孤独に襲われる可能性があるため、喧嘩は放置してはいけません。
夫婦喧嘩の仲直り方法まとめ
夫婦喧嘩自体はお互いの思考を理解したり、絆を深めたりするために必要なことであり、悪いことではありません。
ただ、夫婦関係で勝ち負けを争ったり、意地になって喧嘩を長引かせたりするのはNG。
喧嘩があまりにも長引くと相手のことを心底嫌いになってしまったり、会話を諦めてしまったり、夫婦仲をこじらせる原因になってしまいます。
喧嘩になってしまったあとが重要であり、
「普段なかなか仲直りできない」
「パートナーと派手に喧嘩してしまって仲直り方法に悩んでいる」
という方は、紹介した仲直りの方法を取り入れてみてください。
夫婦という近しい関係性であっても、もとは他人であり別の考えを持っているため、いくら喧嘩中でも言ってはいけないこと・やってはいけないことがあります。
何があっても許してくれるだろうと高を括っていると、最悪の事態になりかねません。
パートナーと良好な関係を築き、楽しく日々を送るために、自分の態度や言動をじっくりと見直してみてはいかがでしょうか?