夫婦のすれ違いって冷めたサインなの?
「夫婦の間ですれ違っている…」「接している時間が減ったから気持ちが冷めた…?」
など、夫婦のすれ違いに悩んでいる
- 夫婦ですれ違いが起こる原因は?
- すれ違っていたらどうすべき?
など、夫婦ですれ違っていることが心配な方へ
この記事は、夫婦のすれ違いを修復したいと思っている既婚者向けの記事です。
最後まで読んでもらえれば、夫婦ですれ違う理由が分かり
時間が少なくても円満な夫婦になるための「接し方」「行動」「考え方」が理解できるようになります。
もくじ
夫婦のすれ違いで冷めてしまうタイミングと理由
夫婦ですれ違うことはありますが、タイミングや理由によって、相手に対する気持ちがどんどん冷めていくことがあります。
どんなタイミングや理由があるのかをまとめてみました。
生活時間が合わなくなる
一緒に暮らしているのに、生活時間が合わなくなってくると愛情も冷めやすくなってしまいます。
「夫婦なのに一緒に過ごせないのなら、夫婦の意味はあるのかな」などと考えてしまうかもしれません。
共働きの夫婦も多いため、相手だけ出勤時間が早かったり夜勤があったりすると、お互いの時間を合わせることも大変です。
土日休みと平日休みというふうに異なれば、どちらかはのんびりできてもどちらかは忙しくしているなど、同じ家にいても空気感は違うでしょう。
夫婦の時間が合わないため、家事も育児も手が空いているほうがこなしている状態であれば、役割分担をしているだけで、人生を共有している感じはしないですよね。
食事の時間や寝る時間が違えば、顔を合わせることもなくなっていくでしょう。
顔を合わせないことに慣れてしまって、一緒に過ごしていたときの時間すら忘れてしまうかもしれません。
楽しく過ごせなくなると、結婚相手を間違ったかもしれないなどと考え始めてしまいます。
生活時間のずれは、夫婦の関係を寂しいものにしてしまい、だんだんと心まで離れていってしまうのです。
コミュニケーション不足になる
コミュニケーション不足になると、相手の考えていることを想像するしかなくなります。
そのため、想像と違ったということもあるでしょう。
「相手の考えてることがわからなくなってしまった」と相手とのずれを感じるようになるのです。
さらに、長い間夫婦でいると、同じ家に暮らしているだけで、勝手に心まで通じ合っている錯覚をしてしまうのです。
そのため「言わなくてもそれくらいわかるだろう」と気持ちを言葉にしなくなってきます。
確かに、なんとなく言わなくてもわかってくることが夫婦にはあり、「通じている」喜びを幸せと感じるかもしれません。
相手に「そうじゃなかったんだけど」と言われるだけで終わってしまうと、すれ違ってしまった事実だけが心に残ってしまい「なんだか噛み合わないな」と思うようになってしまうのです。
それに対して「なんだか噛み合わない」と思ってしまった相手とは、さらに話そうとは思わなくなってしまうので、すれ違いが勝手に改善されることはないのです。
お互いに無関心になる
夫婦なのに、お互いに無関心になってしまうことがあります。
もともと共通の趣味がなかったり、自分は外に出かけたいタイプでも、相手がインドア派だったりなど、合わないこともあるでしょう。
それでも、相手に合わせたり、一緒にいることで意味があったのなら苦にはならなかったはずです。
また、相手が楽しんでいることで自分も幸せになれる気持ちがあれば、同じことをしなくても共有はできます。すれ違っているとは感じないでしょう。
寂しい気持ちを相手に言えなかったり、言っても相手が一緒に過ごそうとしてくれなければ、夫婦でいる意味を考えてしまうでしょう。
別々の楽しみを探し、それを生きがいにしていくことで寂しさを消そうとしてるのであれば、お互いに背中を向けている状態です。
お互いに関心がなくなり、一緒に過ごさなくても平気になる、または一方が諦めることによって相手への気持ちもなくなっていきます。
スキンシップが減る
「スキンシップが減った」ことが、不満や不安に変わったときに、気持ちが冷めてしまいます。
子どもができたり、年齢とともに恋人同士だったときや、新婚時代と同じような夫婦間のスキンシップが取れるとは限りません。
道端で手を繋いで散歩をしている老夫婦を見かけると、微笑ましく羨ましいと思えるのは、時間と共に夫婦のほとんどはスキンシップが減ってしまうからではないでしょうか。
スキンシップが減ってもお互いにそれでいいと思っていれば問題ないのですが、片方はもっとスキンシップを望んでいるが、もう片方が望んでいないなどでは、夫婦間に溝ができてしまいます。
夫婦間のスキンシップの考え方は、その都度すり合わせが必要です。
悩んでいるほうは、相手との接し方がわからなくなっているかもしれません。
接し方がわからず、相手との距離をとってしまい気持ちも離れていきます。
描いている将来が違うと感じてくる
相手との考えが違いすぎると感じてしまうと、この先も今の相手と一緒にいれるのか不安になります。
夫婦で考え方を同じにしておくほうがいいものがあるからです。
特に、子どもを持つ時期は夫婦の将来に大きく関わってくるでしょう。
自分は今すぐ子どもが欲しいと思っていても、相手が5年後を望んでいたら、金銭的な準備も予定が変わってきます。
何人欲しいかなど、目安となる計画は必要です。
そこでも大きく意見が異なり、すり合わせもできなければ一緒にいる意味を考えてしまいます。
また、片方だけに深く関わってくることでも、夫婦として無視ができない内容もあるでしょう。
転職、親の介護など、譲りあう気持ちがなければ解決しない問題です。意見がぶつかってばかりいれば、将来が不安になります。
この先も考え方が平行線のままになってしまうのかと思うと、我慢し続けてまで一緒にいたいと思わなくなってしまうのです。
価値観や性格がどんどん合わなくなってくる
以前は、問題なく受け入れられた価値観や性格の違いも、子どもが生まれたあとや、お互いに歳をとっていくと
「変わってしまった」
「合わなくなってきた」
と感じる場合があります。
具体例を挙げると、
子どもが生まれる前は、「優しくていい人」だったことが、
子どもにも怒れない「優しいだけで頼りない父親」に見えてしまい不満に思ったり、
お金にうるさくなったりと、時間や環境で感じ方も変わります。
相手が変わってしまう場合もありますが、受ける側の感じ方の変化もあるでしょう。
夫婦として生活をともにしてきた時間が経つほど、より気の許せる仲になっていけるかもしれません。
しかし、譲れない気持ちも強くなって、お互いに意見を合わせられるとは限らないのです。
見直すこともせず、噛み合わないなと思いつつもそのまま過ごしていくと気持ちも離れてしまうでしょう。
夫婦がすれ違っていると感じた時の対処法
夫婦がすれ違っていると感じても、「なんとか修復したい」と思えば対処法はあります。
まずは自分から行動してみましょう。
コミュニケーションを見直す
夫婦間のコミュニケーションに目を向けてみましょう。
時間も心もすれ違ってくると、相手が考えていることがわからなくなります。
相手の本音がわからず先に進んでしまい、相手に不満を募らせてしまっているかもしれません。
一緒に住んでいる期間が長くなると、「言わなくてもわかる」気になり、いちいち言葉にだしづらくなります。
むしろすれ違ってきたなと感じた時には、言葉にしていないことも多いのではないでしょうか。
ちょっとしたことでも、言葉に出すようにしたり、自分ができなかった家事を相手が先にやっておいてくれたときには感謝を伝えたりと、言葉に出すことでコミュニケーションは変わります。
生活がすれ違ってしまうため、家のことはできる人がやるスタンスや、ルールを取り決めることは有効ですが、相手にやってもらえて当たり前と考えてはいけません。
当然だと思ってしまうと言葉には出なくなります。
お互いに言葉に出しているのか、そもそも自分から相手に感謝を伝えているのかもう一度見直してみましょう。
一緒に過ごす時間を作る
一緒に過ごすことですれ違いをなくせる可能性は大いにあります。
そうはいっても時間がないから一緒に過ごせない状況というのはありますよね。
どんな短い時間でも、相手と過ごす時間を意識して毎日送るのと送らないのとでは大きく違います。
忙しいのであれば、なんとか忙しさを無くすことはできないか、休みが合わないのなら、合わせられる時間はないのかを隅々まで探して見直すことです。
月に1回でも休みが合わせられたとしたら、一緒に出かけてみて、趣味を共有してもいいですね。
それが2ヶ月に1回でも、3ヶ月に1回でも意識をすると変わります。
その1日を楽しみに仕事を頑張れたり、その日に向けてお互いに個人ができることがあるかもしれません。
どうしても休みが合わなければ、外で待ち合わせて外食をするのでもいいでしょう。
そこまで時間が取れないのであれば、家で一緒にテレビを見る、晩酌をする、お風呂に入る、そんなことでもいいのです。
同じ家に帰ってくるので、できることがありそうですよね。
2人で一緒に過ごせることはないか必死で探し、どんなに短くても一緒に過ごすことで距離は近づきます。
話し合う時間を作る
一緒に過ごす時間を相談しましょう。
共働きであれば、自分のスケジュールだけでなく、相手の休みや早く帰れる日などを把握するのもいいですね。
「この日だったら一緒に出かけられるかな?」
など提案もしやすくなります。
お互いに忙しければ、話し合う時間をしっかり確保する必要はありませんが、計画的に一緒に過ごせる日と内容を決めておくと時間も無駄になりません。
朝の仕事前に顔を合わせることができたら、朝の支度をしながら予定を組むこともできます。
- 平日顔を合わせることができなくても休みの日に出かけるための話を少しでもする
- 夕飯を一緒に食べられる日が1週間で1回でもあればその日に何を食べたいか意見を聞く
そうやって小さなやり取りが募ればすれ違いは感じなくなります。
短くても、何かをしながらでもいいので、一緒に過ごす時間のための話し合いを心がけましょう。
相手を気遣う
自分がどんなに忙しくても相手を気遣うようにしましょう。
どちらか一方だけが忙しくて、相手のことを考えられずにすれ違っていく場合もあります。
むしろ、お互いに同じだけ忙しいということはないでしょう。
忙しくないほうが率先して家事をやっていたり、子どものことも1人で頑張っていたりするはずです。
共働きであれば、その負担はのしかかっていると思った方がいいですね。
存在はあるのに手伝ってもらえない、自分も仕事があるのにワンオペだったりすると夫婦として一緒にいる意味を考えてしまうでしょう。
自分が忙しいときこそ、相手が頑張っているのです。
感謝の気持ちを述べたり、忙しくて平日は手伝えないけれど休日に手伝うことなど、忘れずに言葉にして相手に伝えましょう。
忙しくて疲れ果てているのに、どうしても手伝って欲しいとは相手も思わないです。
ただ、やってくれることが当たり前で、忙しいから自分のことしか考えない態度では相手は「自分だけが我慢している」と思ってしまいます。
夫婦は助け合っています。助けてもらっていることを忘れないようにしましょう。
共有できることを考える
仕事の日は顔を合わせることがないなど、出勤時間や就寝時間が違う生活が続けば、夫婦としてなんだか寂しいものを感じます。
そんなときに、キッチンにメッセージボードを置いたり、連絡ノート的なもので日記を交換しあってもいいでしょう。
メッセージボードは消えてしまいますが、ノートはめんどくさそうと思いつつ、何が書いてあるのか楽しみになり、数年後に振り返ってみても楽しい思い出になります。
生活がすれ違っていて、寂しい思いをしている時間ではありますが、その時間もいつかいい思い出になるかもしれません。
こまめにLINEをすることでもいいでしょう。
疲れて家に帰ってきて相手が寝てしまっていても、ホッとできるメッセージが残されていると繋がりをより感じられるものです。
夫婦生活ですれ違いを放置してはいけない!NG行動
夫婦のすれ違いを放置したら、待っている未来は仮面夫婦、別居、最悪は離婚です。
これらの結末を避けたいのであれば、NG行動をしていないか見直しましょう。
気持ちをため込む
夫婦ですれ違っていると感じているのを言葉にせず気持ちをため込むのはやめましょう。
相手に嫌われたくない、自分のわがままではないかと、心配する気持ちは十分に理解できます。
どちらか一方がすれ違いをなんとかしようとしても解決できないこともあります。
生活サイクルをなんとか合わせようと、遅くまで相手を待っていても、帰ってきた相手は寝るだけだったのでは意味がありません。
そもそも、相手が夫婦のすれ違いを認識していない可能性もあります。
すれ違ってはいても同じ家に帰ってきますので、すれ違いを少しでも改善できるよう言葉に出して気持ちを相手に伝えましょう。
相手は大丈夫だと思い込む
自分1人の感覚で、すれ違っていても問題ないと思ってしまうのは危険。
「これくらいのすれ違い」と軽く考えているのは自分だけという危険性があります。
もちろん同じ家に住んでいる夫婦といっても、鏡のように過ごすことはできません。
毎日同じ時間に起きて、ご飯を必ず一緒に食べ、寝る時間も同じというわけにはいかないでしょう。
そのため、結婚しても思うように一緒に過ごすことのできない現実とのギャップに悩んでしまうこともあるのです。
お互いに生活がある程度すれ違うことが予想できても、気持ちのずれに困惑する場合もあります。
相手が「イメージしていた結婚生活とかけ離れている」と感じてしまうかもしれません。
それでも、お互いが「すれ違い」を認識していてこれ以上すれ違わないよう努力をしていれば乗り越えていけるでしょう。
すれ違っているので、話さないことに慣れてしまい相手の気持ちを確認できないためです。
相手との気持ちに差が生まれ、相手が気持ちを爆発させたときには、修復しようもない状態になっているかもしれません。
自分も頑張っているし、我慢もしているから相手もそうだと思い込まずに、相手の気持ちも聞いてあげましょう。
仕方ないと諦める
相手が距離を感じ、すれ違いを埋めるために提案や相談をされても「状況は変わらない、結婚前からわかっていたはず」と諦めるのは危険です。
一緒に過ごす時間が少ないと感じたほうが
「忙しさを減らして欲しい」
「趣味の時間を減らして一緒に過ごしたい」
など相談をしても相手が「無理、できない」の一点張りでは夫婦としての溝は深まり愛情も冷めていきます。
簡単なことではありませんが、考えることや歩み寄る努力をすることです。
夫婦にとってよくない状況を感じ、提案していることに対して相手に「仕方ない」で片付けられてしまうと、今後も一緒にいれるのか、いたいのかわからなくなるでしょう。
最初からわかっていた問題もあるでしょう。
しかし、子どもが生まれたり、その子どもが大きくなってくれば状況も変わるのです。
「仕事だから」や「最初からわかっていたはず」と向き合うことを避けていたら夫婦としての信頼関係も無くなっていくでしょう。
すれ違いが原因で気持ちが冷めている時に考えておくこと
すれ違いが続いて相手への気持ちが冷めてしまったと感じたら、これからどうしたらいいのか悩むかもしれません。
しかし、1人で悩み、結論を出す前に考えられることがあります。
もう愛していないのかを考える
相手のことをもう愛していないのか、心に手を当てて考えてみてください。
夫婦でいる時間が長くなればなるほど、「愛」を認識するのは難しくなるかもしれません。家族としての「愛情」に変化していくのは自然なこと。
気持ちが冷めているからといって、「愛情」までなくなっているとは限りません。
少なくても、相手と離れて生きていく未来を望まないのであれば、改善できることを探すことです。
相手のためにできることはないのか、自分ができることから取り組んでみましょう。
お互いの気持ちをすり合わせる
すれ違っていると思っているのは自分だけの可能性もあります。
寂しかったら「寂しい」と、気にかけて欲しければ「気にかけてもらいたい」と相手に言わなければ伝わりません。
自分の気持ちを伝えた上で、相手はどう思っているのかを確認し、今後どうしていきたいのかお互い気持ちをすり合わせましょう。
1人の時間の使い方
1人の時間を有意義に使うことです。
すれ違いや気持ちが冷めていくことにばかり目を向けると、悩んでしまって現状に不満を抱くことしかできません。
しかし、一緒に過ごすことができない時間は自分の好きな時間に当てればいいですし、気持ちが冷めたと言っても、相手が目の前からいなくなることは想像できないのなら、相手のために自分ができることをやればいいだけです。
忙しくても、時間がなかなか合わなくても、時間さえできれば一緒に過ごしたいと思ってもらえるように自分を磨く時間でもいいですね。
逆に、すれ違うくらいがお互いにちょうどいいと感じる距離に出会えるかもしれません。
夫婦すれ違いは冷めたサイン?まとめ
生活時間のずれから、お互いに一緒に過ごせる時間がなくなり気持ちが冷めていく場合と、だんだんと気持ちがずれていき、一緒に過ごす時間がなくなる場合があります。
夫婦ですれ違うことは普通にある事ですが、それを放置したままにするのは危険です。
どちらのパターンにしても、勝手に状況はよくならないので、お互いが何もしなければ悪い方向へ進んでいくだけになります。
夫婦円満に過ごすためにもお互いにすれ違わない努力が必要ですし、すれ違ったなと感じていたら軌道修正を心がけましょう。
夫婦は、そんな簡単には壊れない関係ですが、お互いが快くない状況が長く続くと一緒にいる意味を見失ってしまいます。
せっかく夫婦になれた大切な人を失わないために、自分から状況を変える行動をしましょう。