「夫婦喧嘩の中身が毎回同じ!」
「いつも同じような流れで同じような喧嘩!」
「お互いの主張が平行線のまま何も変わらない!」
など、どうしても同じ内容の喧嘩をしてしまう・・・。
それはなぜなのでしょうか?
「喧嘩の原因」を分かっていないからではないでしょうか?
表面的な原因だけではありません。もっと根本的な考え方や行動のクセも関係してきます。
この記事で解決できるお悩み
この記事で紹介する『夫婦喧嘩の原因』と『対処法』を知ることで、夫婦喧嘩を無くすことが出来るようになります。
実際に私が夫婦喧嘩の原因を知ったことで、パートナーの望んでいることが分かり夫婦仲が改善された経緯があります。
もし、あなたが夫婦喧嘩が多く辛い気持ちになっているのなら、この記事を読み進めて下さい。
夫婦喧嘩の「原因」を知り「夫婦喧嘩をしない」方法が具体的にわかるようになり
そして、今の夫婦関係性が改善され、喧嘩しなくなるはずです。
もくじ
夫婦喧嘩が同じことの繰り返しになる原因

夫婦生活が長くなればなるほど、お互いのマンネリ感が高まり呆れるにつながることが増えてくることがあります。
夫婦の間で何度言っても改善されない問題点を繰り返すとそのうち呆れるようになる。
腹の立つことや我慢しかねることのほとんどはこの「マンネリ」に起因しています。
「マンネリ」で発生した夫婦喧嘩は表面上では仲直りしたように見えても、根っこの部分が改善されていないため同じ喧嘩の繰り返しになります。
夫婦関係の根っこ部分を改善し、同じ喧嘩を繰り返さない方法は↓↓↓
⇒夫婦円満の為の具体的な行動は?コミュニケーションの学び方
小さな不満が積み重なる
夫婦となる二人が知り合ったばかりの頃はお互いに相手のことがよく分からず、自分が思い描いた理想像に相手を重ねて幸せな夢を見ています。
その頃は
「可愛くて優しい妻」
「想いやりある誠実な夫」
だったものが、
時間の経過とともに
「だらしない」
「いい加減」
「口うるさい」
「文句ばかり言う」
に変わっていくのです。
これは夫婦でも年月を経るにつれて相手の現実像を目にすることになり、
「ううむ、またか…」
「ああ、いつもこうなのよね…」
となって不満が蓄積してくるわけで避けることはできません。
その理由はごく簡単で、小さな不満であっても長い年月繰り返されることで
「またか…(何度も言ったのに、直してほしいとお願いしたのに)」
という心情があるためです。
言い換えると一度や二度の失敗なら笑って済ますこともできるが、
何度も何度も同じことを繰り返されることによって
「もう許せない」
「いつまでこんなことが続くのか」
「これからも変わらないのか」
という心境になっていくのです。
自分を理解してほしい
誰もが喧嘩したくないのに喧嘩をしてしまうのはナゼなのでしょうか?
それは「自分の気持ちを分かってほしい」という欲求があるため。
夫婦喧嘩を心理学的に見てみると次のような原因があることが分かります。
- 夫(妻)が自分の気持ちを理解してくれない
- 夫(妻)が自分の行動の意味を分かっていない
- 夫(妻)が自分のしてほしいことをしてくれない
このような気持ちは夫婦喧嘩をしたことのある人なら思い当たるフシがあるのではないでしょうか。
ほとんどの夫(妻)は
「気持ちを理解してほしい」
「行動の意味を分かってほしい」
と願っています。
この心理が喧嘩の原因となるのです。
思い通りにならない
現実問題、パートナーが自分の気持ちや行動の意味を理解し、自分が望んでいるように行動してくれれば夫婦喧嘩は起こりません。
しかし、実際には夫(妻)が無理解であると感じたり、願っているのと逆の言動を取ると怒りで喧嘩になってしまうのです。
もしかしたら、「夫婦は一心同体」や「愛し合っていれば何も言わなくても通じる」という誤った思い込みがあるためかもしれません。
その根本的な原因として、「自分の想い」や「行動の理由」をパートナーに伝えていないことがあげられます。
日常的に接している夫婦の間で、自分の気持ちや希望を伝えるのは少し難しい面があるかもしれません。
しかし、「パートナーに伝えない限り相手は理解しない」という事実を認識しなければいけないのです。
もしくは「相手が充分に理解できるまで伝えていない」ということになります。
パートナーの態度
夫(妻)の態度にカチンときて喧嘩が起こる
これが「態度」
夫婦喧嘩が起こりやすい態度
- 態度が乱暴(物をガチャンと置く、放り投げる)
- 態度が冷たい(話を聞かない、鼻であしらう)
- 態度が不愉快(馬鹿にして嗤う、相手を下に見る)
こういう態度は夫婦でなくとも喧嘩の原因になるもの
うっかり上記のような態度をとってしまったら、
「ゴメンね」や「疲れてたから、つい…」
などとフォローしておおくのが正解。
逆に相手がそのような態度をとったら、いきなり怒るのではなくしばらくそっとしておくが正解。
育児・子どもの教育方針の違い
子どもの育児方針や教育方針で喧嘩になるケース
育児方針は夫(妻)の家庭環境によっても考え方が異なりますし、義父母が口を出してきて夫婦喧嘩に発展してしまうケースも少なくありません。
また、子どもの進学に関しても同様で、「私立か公立か」や「塾や幼児教室に入れるか」なども夫婦喧嘩の原因となることがあるのです。
いずれも我が子・我が孫の幸福を願ってのことですが、それで家庭内の人間関係が壊れるのでは子どもにとっては最悪の状況となります。
もし、このような問題で夫婦喧嘩が頻発するのであれば、夫婦間での話し合いが足りていない証拠です。
価値観の違い
夫婦喧嘩のみならず離婚の原因になるのが「夫婦の価値観の相違」
価値観の相違は誰にでもあるものですが、それが夫婦喧嘩のモトになってしまうのはお互いに相手を尊重していないから
「元は赤の他人である夫と妻の価値観が違うのは当たり前」
と割り切って理解し、
夫婦として新しい価値観を築いていくと考えを改める時期にきているということです。
夫婦喧嘩が同じことの繰り返しになる2つの理由

夫婦喧嘩が同じことを繰り返すのは相手からのSOS
夫婦喧嘩は夫(妻)のどちらかが文句を言ったり、不満を態度に表したりするのが原因で起こります。
- 何気なく夫が口にした言葉
- 妻がコップをぞんざいにテーブルに置いた
というようなケースです。
そこから夫婦喧嘩に発展し、お互いに普段は言えないようなことを言ってしまう・・・。
実は、夫(妻)のこうした言葉や態度には深い意味があります。
ちょっとした言葉や態度の裏には、「言葉や態度には出せない辛さや哀しさがある」ということです。
「ずっと我慢しているのに気付いてくれない」
「私の辛さを理解しようとしてくれない」
といった気持ちが些細な言葉や態度になるのは
「お願いだから気付いて」というSOSなのです。
もし夫(妻)がイヤな気分にさせるような言葉や態度に出たら、
「本当の気持ちはどこにあるのか?」
を考えなくてはいけません。
夫(妻)への不満はバランスが崩れているから
夫婦が喧嘩をする矛盾する原因
・夫が仕事ばかりで家庭を顧みない
・夫が仕事をしない、稼ぎがない
・妻が家事や育児に熱心ではない
・妻が育児ばかりで夫に関心がない
・夫(妻)が浮気や不倫をしている
・夫(妻)がベタベタしてうるさい
このように夫婦喧嘩の原因を少し挙げてみただけで、それぞれに矛盾する要素があることが分かります。
たとえば夫側からすれば、
朝から深夜まで働いて家族のために稼いでいるのに文句を言われたり、逆に家庭サービス満点なのに収入が少ないと文句を言われたりという例もあります。
また妻側からしても、家事や育児に熱心なのに夫を構わないと怒られたリ、逆に夫にばかり構っているとうっとおしいと言われたりもするわけです。
これらは、お互いに求めているもののバランスが崩れていると考えられます。
夫婦喧嘩が悪化するNG行動!同じことの繰り返しをしている?

喧嘩をすれば気分が良くないのは当然ですが、できればスムーズかつ平和的に仲直りしたいもの。
家族の精神衛生を考えても早く仲直りして平常運転に戻したいものですが、
次のようなNG行動をすると夫婦喧嘩は長引いて修復が難しくなる場合もあります。
口を利かない
夫婦喧嘩をした後に多いのが「とにかく口を利かない」というNG行動。
まだ怒りが尾を引いているのか、機嫌が直らないのか、文句を言い足りないのか…と理由はいろいろあるでしょうが、
顔を合わせても口を利かないとなると仲直りどころか再び喧嘩になる可能性もあるので注意したいところ。
不機嫌な顔をする
喧嘩をしたわけですから不機嫌な顔になるのは当然ともいえますが、いつまでも仏頂面をしているのはフェアな行動ではありません。
「喧嘩両成敗」というように、争いになるのは双方に原因があるわけです。
一方だけが不機嫌さを引きずっているのはNG行動で、スムーズに仲直りする妨げになります。
不機嫌な顔をするくらいなら、思い切って不満を口に出し解決する努力をしましょう。
いつまでも文句を言う
夫(妻)に対して文句があるから喧嘩になるわけですが、いったん状態が納まってからも文句を言い続けるのは仲直りできない要因になります。
夫婦喧嘩では文句を言えば言うほど「もっと言いたい!」という気分になることが多いものです。
言いたいことがある場合は一度冷静になり、「これだけは言いたい」というポイントを絞ってから伝えるのが重要。
ふらっと外出する
夫婦で喧嘩をしてしまったあと、ふらっと外に出掛けてしまう夫(妻)もいます。
これは悪気はないにしても相手にとってはショックなNG行動です。
無理して家にいろというわけではありませんが、
出掛けるなら「ちょっと出て来る」「買い物してくる」というようにひと言声を掛けるくらいの大人になりたいもの。
子どもに八つ当たりする
夫婦喧嘩でありがちですが、最もNGな行動が「子供に当たり散らす」こと。
理由は書くまでもないですが、喧嘩をしたのはあくまで夫婦二人で、子どもには何の罪もないわけですから決してやってはいけません。
相手家族の悪口

「アナタのだらしなさってお父さんソックリよね!」
「君のおふくろを見ればダメさ加減が分かるよ!」
こうした捨て台詞は夫婦喧嘩でよく耳にするフレーズです。
しかし、いくら頭に血が昇ったからといって、夫(妻)の家族について触れるのはNG。
自分にとって義父母や義兄弟姉妹は赤の他人であっても夫(妻)からみれば大切な家族。
それを悪く言われるだけでも我慢できないのに、さらに自分自身まで悪く言われてしまうのですから喧嘩はエスカレートしていきます。
喉元まで言葉が出掛かっても、ぐっとこらえて我慢するようにしてください。
夫(妻)を他人と比べる
「うちのオフクロだったらそんなことしないのに…」
「○○さんの家のご主人はいつも△△なのにね…」
夫婦喧嘩でついつい言ってしまうのが、「どこかの誰かとの比較」
うちの母親だったら、私の父親だったら…
隣の奥さんだったら、近所のご主人だったら…
会社の同僚の奥さんは、○○ちゃんのパパは…
正直、こんなことを比べてみても意味がないばかりか、相手の怒りを買うばかりです。
あなたのパートナーは「○○さん」や「××さん」ではなく、あなたが選んだ夫(妻)なのです。
過去を否定する
「あーあ、おまえなんかと結婚しなきゃよかった!」
「ほんと、アナタなんかと一緒になるんじゃなかった!」
夫婦喧嘩で最大のNGフレーズがこれ。
この言葉を口にしてしまうと、夫婦として築いてきた長い時間を否定することになって仲直りが遠のきます。
どんなに腹が立ったとしても二人のこれまでの生活を否定する言葉を口にすると、
売り言葉に買い言葉で
「じゃあ別れればいいだろ」
「分かったわよ、離婚しましょ!」
となるでしょう。
夫婦喧嘩で仲直りしたいなら、こうしたNGフレーズは決して口にしてはいけません。
夫婦喧嘩を繰り返さないための5つの対処法

どんな夫婦でもいちどは経験するのが「夫婦喧嘩」です。
しかし、他愛もない夫婦喧嘩もときには別居や離婚の原因になることがあります。
夫婦喧嘩を繰り返さないためにも夫婦喧嘩の避け方を知っておくと良いでしょう。
思いやりのある言葉
夫婦喧嘩を避けるには「思いやりのある言葉」が効果的です。
思いやりのある言葉といっても特別な言葉が存在しているわけではなく、朝の「おはよう」や夕方の「お帰りなさい」、ちょっとしたときの「ありがとう」や「お疲れさま」といった言葉を使えれば充分です。
言い換えると、いつも子供に教えているようなシンプルな言葉が夫婦喧嘩を避けるのに役立つのです。
勝ち負けは付けない
ついつい夫婦喧嘩をすると「お前が間違っている」や「私が正しい」という点を主張したくなります。
かりに相手が「自分が間違っていた」と認めて謝罪したとしても、そのときは気持ちがスーッとしても実際には問題解決にはなりません。
夫にせよ妻にせよ、謝罪した方は気分が良いはずはなく、「次に喧嘩になったら絶対に相手に謝らせよう」と考えてしまうためです。
夫婦喧嘩は勝ち負けは付けず、何となく仲直りするという形にするのがベストです。
じっくり話を聞く
夫婦喧嘩が起こるのは片方に何らかの不満があるためです。
片方が不満を言い出せば、当然のことながらもう片方も何かの不満を持ち出してきます。
ここでどちらかが感情的になると、言い争いから夫婦喧嘩になり、挙句の果ては別居だの離婚だのという結果になりがちです。
もしも夫婦喧嘩が発生してしまったら、ここはひとつ腰を落ち着けて相手の話をじっくり聞いてみましょう。
共感力をつける
何かのキッカケで夫婦喧嘩が起こった場合、感情的に突っ走るのはNGという話をしました。
さらに、ここでもうひとつ心掛けておきたいのが、会話のなかに「相手への共感を入れる」ということです。
どんなに夫婦喧嘩が白熱してきたとしても、会話のなかに「確かにそれは理解できる」という要素を入れておくと夫婦喧嘩が危険ゾーンに突入するのを回避することができます。
夫婦喧嘩のキッカケを学ぶ
夫婦喧嘩のキッカケは、
- 「お金の問題」
- 「ライフスタイルの違い」
- 「親族との付き合い方」
- 「家族に関する考え方の違い」
- 「買いたいモノの違い」
が主なきっかけ。
夫婦であっても一心同体でないのは当然のことです。
いろいろな部分で考え方や感じ方に違いあることをしっかり認識する。上記の5つに対してお互いがどう感じているかを知る。
など、喧嘩のキッカケを作らないようにすることが重要です。
同じ夫婦喧嘩を繰り返さないための喧嘩ルール

夫婦喧嘩はどの家庭でもあるもの、しかしルール違反をすれば仲直りをするどころか二人の関係は泥沼に。
夫婦がで喧嘩になってしまったとしても、最低限守りたいルールをご紹介します。
昔のことを持ち出さない
よく夫婦喧嘩になると
「そういえば君は前にも…」「あの時、確かあなたは…」
と過去のことを持ち出す。
これは夫婦喧嘩に多いパターンではありますが、昔のことを持ち出せば持ち出すほど揉め事が大きくなり仲直りは難しくなります。
どんなに腹の立つことを思い出しても、それを口にしたら喧嘩はエスカレートします。
別件に触れてはいけない
夫婦喧嘩の原因が何であれ、怒りが増していくと別の問題を持ち出したくなるのは人情です。
だからといって
「話は変わるけど…」
「ちょっと違う話だけど…」
などと別の件を持ち出すと事態は混乱して喧嘩が泥沼化します。
もし言いたいことがあるなら別の機会に冷静に話すべきで、夫婦喧嘩の最中に別件を持ち出して相手を責めるのはルール違反。
水掛け論はしない
夫婦喧嘩でよくあるのが同じ問題を繰り返して言うパターン。
実際のところ誰でも一度聞けば分かることを、二度三度と同じことを言うのはムダであるばかりか喧嘩がこじれる原因になります。
これが続けばお互いに同じことを繰り返すだけという結果になり、
最期は「お前が悪い」「アナタが悪い」の水掛け論になって収拾がつかなくなるのです。
喧嘩するなら逃げない
夫婦喧嘩はしないに越したことはありませんが、もし止むを得ず喧嘩になってしまったとしたら最後まで「逃げ」は厳禁です。
逃げとは喧嘩の途中で
「もういいよ!」
「話しても意味ない!」
と話合いを中断しようとすることで、これをすると相手はさらに怒るか「この人ダメだ…」と思うかのどちらかです。
喧嘩がエスカレートして危険だと感じたら、逃げるのではなく「明日また話し合おう」というように前向きに対処してください。
無言にならない
夫婦喧嘩が長引くと突然無言になってしまう人がいます。
もう言うことがなくなったのか、言っても無駄だと感じているのかは人によりますが、喧嘩というリングの上から突如降りてしまうのはルール違反です。
もし、何も言いたくなくなったとしてもいきなり黙るのではなく「もう一度考えさせて」と素直に言うようにしましょう。
まとめ:夫婦喧嘩が同じことの繰り返し!同じことで喧嘩する原因
夫婦喧嘩の原因は、夫婦の数だけさまざま。
でも、夫婦喧嘩の原因となる本質はそれほど多くありません。
夫婦喧嘩をした時には、一度冷静に「ホントは何に怒っているか?」「言っている言葉と本心は違うかも!」などを意識してみる。
あなたは本当はパートナーと仲良くしたいハズですよね?
相手(夫・妻)も本心は仲良くしたいのに、なぜか喧嘩腰になってしまう。
それは、今の夫婦のコミュニケーションに問題があるから
夫婦喧嘩の改善、夫婦のコミュニケーション改善のためにも、下↓の記事もチェックして下さい。
夫婦関係を上手く修復するためのコミュニケーションは次の記事でご紹介します。
⇒冷めた夫・妻と仲良くしたいを2週間で改善!3年かけて理解した本質