急に妻に「別居して」と言われた!
妻が別居したいのは、離婚したいから?
でも、別居も離婚もしたくない!
そんな別居の危機に直面している夫向けの記事です。
ここでは、妻から「別居したい」と言われた時、どのように対応したらよいのかと別居しないで離婚も避けられる考え方をご紹介します。

妻との別居・離婚回避は「本気度」がポイント
ある日、突然妻から別居や離婚を言い渡されたとしたら貴方ならどうしますか?
現在の我が国で、妻から別居や離婚を切り出される夫の数が増加しています。
かつては経済的な事情や子供の問題で別居や離婚をためらっている妻が多かったのに対し、現代社会では別居や離婚する夫婦が増え、妻側からすると「別居や離婚がしやすい」という雰囲気があるためです。
こうした社会的な状況のなかで妻との別居や離婚を回避するには、本腰を据えての対応や強い覚悟が必要となります。
言い換えれば、妻との別居・離婚回避では「夫側の本気度」がポイントとなるのです。

軽く考えていると別居や離婚を回避できない
妻から別居を切り出されたとしても、「どうせ別居なんてできやしない」、「すぐに折れてくるだろう」といった軽い考えでは別居は回避できません。
それどころか、お定まりの「別居→離婚」というパターンにはまってしまう可能性もあります。
常日頃から二言目には「別居」や「離婚」と言うような妻なら別ですが、あまりそういったことを口にしない妻から別居という言葉が出るようなら要注意です。
軽く考えていい加減な対応をしていれば、別居から離婚に一直線となってしまいます。
別居問題は真剣かつ本気で対応しよう
夫婦にとって別居は離婚にもつながりかねない「重大な危機」です。
妻が別居しようと言い出す、すでに妻が家を出て行ってしまったという事態になったなら、夫は真剣かつ深刻に事態を受け止めて対応しなければなりません。
そこで、うっかり「何言ってるんだ、馬鹿じゃないのか」や「何もできやしないくせに」、「経済力もないのに別居できるのか」といった相手を軽んじた発言は厳禁です。
もしも別居という事態に直面したのなら、妻に対して真摯な態度で向かい合いましょう。
一例を挙げると「とても驚いた、真剣に話し合おう」、「言いたいことがあれば全部言ってほしい」、「君の言い分を真面目に聞くつもりだ」というような反応を行なうことが重要となります。
自分を変える努力を形にする
別居しようとする妻の心を分析してみると、「夫に不満がある」、「もう相手は変わらないと思う」、「何をやっても解決しない」という要素があることが分かります。
これを平たい言葉でいえば「私たちはもうダメ」、「もう無理」と感じているということです。
妻のそうした気持ちを変えるのは、上辺だけの反省の言葉を述べるといった生半可なことでは解決できません。
別居や離婚を避けるポイントとなるのは、とにもかくにも「本気」「真剣」「本腰を入れる」という対処法なのです。
妻との別居・離婚を回避するための考え方
「妻との別居や離婚は回避したい、でも何をしていいのか分からない…」と悩む男性(夫)は意外に多いようです。
自分では何も悪いことをした記憶はないのに妻に突然別居や離婚を切り出されたり、なかには理由も告げられずに妻が家を出て行ってしまったりという事態に直面してショックを受ける男性はたくさんいます。
もしも別居や離婚という現実を突き付けられたとしたら、どのような回避方法があるのか男性側の考え方から見た面を紹介していきましょう。
妻の気持ちを知っているか?
別居や離婚に至る夫(男性)で多いのが、「妻の気持ちがまったく分かっていない」というケースです。
恋愛結婚にしろお見合い結婚にしろ、二人は縁あって結ばれた夫婦(カップル)です。
新婚当初は妻の気持ちを理解しようと努力していた夫も、年月が経過するにつれてあまり妻の気持ちを斟酌しないようになってきます。
もちろん、夫側からいえば仕事が忙しい、疲れている、家に帰って来てまで気を使いたくない等の理由はあるでしょう。
しかし、いずれにしても「今現在の妻の気持ちを理解していない」のであれば別居や離婚に至ってしまっても文句は言えないのです。
妻の気持ちが分からないと夫失格?
妻の気持ちが分かっていない夫は「私に対して理解がない」と妻に思われても仕方がありません。
では別居や離婚を回避するためには「妻の気持ちを理解する」ことが重要なのかというと、実は必ずしもそうとばかりはいえないのです。
ここで一番重要なのは、「妻の気持ちを理解する」ことではなく、「自分が妻の気持ちを分かっていないことを自覚する」という点です。
夫婦といえども元は他人ですから、親子兄弟のように「何も言わなくても分かる」とは限らないでしょう。
つまり、妻との別居や離婚に直面した場合、最も大事なポイントとなるのは「これまで自分は妻の気持ちを理解しようと努力してこなかった」という点に気付くということなのです。
気付きから妻への理解と感謝へ
別居や離婚回避のための第一歩として大切なのは「妻の気持ちを理解していなかった自分」を知ることだという話をしました。
妻側から見ると「自分の気持ちを理解していない」という以前に、「理解していないことにさえ気付かない夫」への怒りと失望があります。
その怒りと失望が諦めと絶望に変わったとき、妻は「別居」や「離婚」という選択をしてしまうのです。
別居や離婚を回避し夫婦の関係を修復するための第一歩として、「今まで自分は君の気持ちを理解していなかった」、「いや、むしろ理解しようと努力してこなかった」ということを相手に率直に告げましょう。
その第一歩が踏み出せたら、妻の気持ちは少しずつ変わっていくはずです。
妻との別居危機はコレで回避する
妻から別居を持ち出されたとき、ほとんどの夫は悩んだり苦しんだりします。
実際に悩み苦しんだ挙句、仕事が手につかなくなったり体調を崩して病気になってしまう人も少なくありません。
本当のところを言えば、妻はある日トツゼン別居を言い出すのではなく、かなり前々から別居危機のサインを出しているのです。
こうした夫婦の別居危機を乗り越え、ツライ別居を回避するには次のような点に注目する必要があります。
男と女の考え方は違っている
「男性は社会的な動物」という言葉があるように、男性の多くはその行動指針を理論に置いています。
理論とは実際に起こる現象について筋道を立てて説明することを指していますが、男性は現実の出来事を法則的・統一的に分類して判断してしまいがちなのです。
たとえば夫婦仲が悪くなったとしたら、「誰が悪いのか」「何が原因なのか」「どうすれば解決できるか」というように考えます。
しかし、残念ながら女性は夫婦仲が悪くなったとしても、「理論」に基づいた分析や解決法を取るわけではありません。
女性の多くは「理論」よりも「感情」や「感性」を重視しており、「誰が悪いか=相手が悪い」、「何が原因なのか=相手に原因がある」、「どうすれば解決できるか=そんなことは分からない」といった思考をたどってしまうことが多いのです。
妻の「感情」部分に注目する
もちろん、すべての女性が「感情」や「感性」を重視しているわけではなく、なかには理論的・系統的にものごとを考えるという人もいるでしょう。
ところがそういった理論的な女性であっても、なぜか夫婦間のもめごとや男女間のトラブルが発生すると「感情」を重視してしまうことが多いのです。
もしも妻との別居危機を回避したいのならそういう女性の特性に注目し、「自分の理論」よりも「妻の感情」に注目する必要があります。
男性はともすれば「自分の理論」にこだわりがちですが、仕事の場や男同士の付き合いではそれが通用しても、妻を始めとする女性との関係では失敗のモトになることがあるのです。
誠心誠意の対応で別居回避
妻の「感情」の部分に着目すると相手が何を不満に感じ、何を改善してほしいかが見えてきます。
まずはその妻の気持ちに対して理解するよう努力し、謝罪すべき部分は誠心誠意、心をこめて謝ってみてはどうでしょうか。
正直、別居という事態に直面したら、誰が悪いかということは問題ではありません。
別居したくないと感じている側が誠意を尽くして翻意を待つというのが大事な点であり、もしも別居したくないなら真心を見せるしかないのです。
別居と離婚回避・夫にできる5つの方法
夫婦別居や離婚となってしまったとき、何とかしてこの状態を回避したいと考えるのは人情です。
「覆水盆に返らず」のコトワザのように、一度壊れてしまった夫婦関係は元に戻ることはないと諦めるのは早過ぎます。
別居や離婚回避のために、夫(男性)にできることとは何なのでしょうか。
その1・自分の感情を整理する
突然、妻から別居や離婚の申し出があったとしたら、どんな人でも気持ちが混乱してしまうものです。
当たり前のことですが、「驚く」・「慌てる」・「怒る」・「失望する」といった反応をしてしまうでしょう。
なかには妻に対して直接的に怒りをぶつけたり、逆に驚きと失望のあまり無気力になってしまう人もいるかもしれません。
こんな状態では別居や離婚回避どころか、妻との関係修復のための話し合いさえスムーズに行なうことはできなくなります。
まずは冷静になって「自分自身の感情」を整理してみましょう。
その2・妻の言い分に耳を傾ける
愛し合って結婚した夫婦のうちの片方が別居や離婚を申し出るからには、そこには何らかの切実な事情や理由があるはずです。
自分の感情が整理できたら、まずは妻側の言い分に冷静に耳を傾けてみてください。
その言い分に対して反論したい部分もあるでしょうが、第一段階では穏やかに話を聞くことが重要です。
ここで反論したり説明を試みてしまうと喧嘩になり、いちばん大切な「話し合い」をすることができなくなります。
その3・穏やかな心で話し合う
別居や離婚回避のための話し合いで最も重要なのは、「穏やかに話し合う」ということです。
けんか腰になって怒鳴り合ったり、相手を責めるような言動があれば別居や離婚回避などは望めなくなります。
かりに、妻側が自分を責めるような言動を取っても、自分はあくまで穏やかに対処することが大切です。
なぜなら、感情的になればなるほど冷静さを失い、最終的にはお互いの粗探しになってしまうからです。
その4・言い訳はせず謙虚に語る
夫婦が別居や離婚について話し合うと、相手を責めたり非難するといった傾向になりがちです。
当然ながら、責められたり非難された側は弁解したり言い訳したりという流れになってしまいます。
しかし、そこで夫が弁解や言い訳をしても妻は聞く耳を持たず「自分の非を認めない人」、「言い訳ばかりする人」と認識してしまうので別居や離婚を回避することはできません。
別居や離婚を回避したいのなら、無意味な弁解や言い訳はせず謙虚に語ることが大事です。
その5・信頼できる人に相談する
夫婦の問題は二人だけで解決したいと考えても、一度崩れかけた関係は容易に修復できるものではありません。
それどころか相手の顔を見ただけで言いたいことを言い合うようになってしまうというケースが多いのです。
別居や離婚回避のためのひとつの方法として、信頼できる第三者に相談するというのは良い手段です。
第三者の冷静な考えを聞き、今後どうすればいいのかを真摯に考えることで問題解決の糸口が見えてくるでしょう。
別居と離婚の回避で夫がしてはいけない事
妻から別居や離婚を切り出された場合、夫側が事態を回避したいと希望しているなら「決してやってはいけない事」があります。
この「やってはいけない事」をしてしまうと、別居や離婚を回避できるどころか離婚という憂き目を見てしまう結果になりがちなのです。
感情に任せた暴言はNG
男は「プライド」や「体面」にこだわる傾向があり、妻から別居を切り出されると往々にして逆上してしまうケースが見られます。
そのときの感情に任せて相手を罵倒したり、「俺は絶対に認めないぞ!」や「誰のおかげで生活して来られたんだ!」といった暴言を吐くのはNGです。
大人の男を自任するならば、自分の感情はグッと押さえて冷静な対応をすることが別居や離婚を回避するためのスタートラインといえるでしょう。
妻を疑う発言はNG
妻から「別居」「離婚」という言葉を告げられたとき、ついつい「浮気」を心配してしまう男性がいます。
もし、それが結果的に事実であったにしても、「他に男ができたのか?」や「不倫でもしているのか?」などの妻の浮気などを疑う発言はNGです。
なぜなら、妻が浮気していなかった場合には「私がそんな女だと思っていたの?」と信頼関係が崩れてしまいますし、かりに本当に浮気をしていた場合には「ちょうどいい機会だから言うけど…」ということになり逆効果となってしまいます。
子供をダシにするのはNG
別居や離婚ということになると気になってくるのが「子供」の問題です。
特に子供の年齢が低い場合は、別居に際してどちらが養育するのかという問題も発生してきます。
しかし、そこで「別居や離婚なんて子供が可哀そうだろう」や「おまえ一人で育てられると思ってるのか」、「養育費など出さないぞ」といった発言はNGとなります。
子供の養育は両親の責任ですが、だからといって子供をダシにして別居を回避しようとするのは間違いといえるでしょう。
こうした問題は真剣に話し合うべきであり、別居や離婚回避のダシにするような軽い問題ではないのです。
家族を持ち出すのはNG
別居や離婚の話し合いでは家族の問題を持ち出す発言もNGです。
特にお互いの義父母や義祖父母などの問題を持ち出すと焦点がズレてきて、別居や離婚回避のためのポイントを絞った話し合いができにくくなります。
これは子供の問題とも似た部分があり、夫婦ふたりの関係を修復するためには持ち出さないほうが得策といえるでしょう。
ましてや、妻の父母に関する不満を言い出したりすれば話し合いは紛糾し、別居や離婚を回避するどころか離婚問題にまで発展しかねません。
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