妻に期待されなくなった理由とは?原因別対処法
妻に期待されてない気がする…
「あなたに期待していない」などと言われ、態度が冷たくなった妻…。思い当たることがない。どうやって理解し修復すればいいの?
この記事で解決できるお悩み
この記事では、寂しさや虚無感に襲われながらも妻に期待されなくなった原因を知り、夫婦関係を修復するための対処法を解説しています。
- 自分に向けるまなざしが冷たい
- 未来に向けての夢を語らなくなった
- 夫の自分に無関心になった
など、妻の態度が変わったと感じている場合、そのまま放置すると最悪離婚になるということになるかもしれません。
夫婦関係を修復し、良い関係を取り戻したい方は最後まで読んでみてください。
もくじ
妻に期待されなくなった状態ってどういう状態?
夫婦生活が長くなってくると、些細なすれ違いや思い違いで夫婦仲に悪い変化が起きてしまうのは、よくある話です。
「もしかして妻から期待されなくなっている?」
「最近妻が期待して頼ってきた覚えがないな。」
などと感じているのであれば、もしかすると妻から期待されなくなっているのかもしれません。
ここでは、夫に期待しなくなった妻のよくある言動を3つ紹介します。
それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
会話が減る
妻から話しかけられることが減ったり、話しかけてもそっけない返事だったりという状況が続く場合、妻から期待されなくなっている可能性があります。
ほかにも、夫とスケジュールを合わせる必要がないと感じて、帰宅時間や休みの予定を聞かなくなるというケースもあります。
など、
会話が減ったことから一緒に過ごす時間が減ってくるのも、妻が夫に期待しなくなったことが原因の可能性があります。
お願いされることがなくなる
妻がこれまで夫の言動で何度も裏切られていると感じている場合、あなたに期待してなにかをお願いすることはなくなってきます。
お願いをするということは甘えている証拠でもあります。
自分でやろうと思えばできることを夫にお願いするのは、
「あなたならやってくれるはずだ」
と期待しているからです。
以前と比べて、お願いされることが減ったと感じている場合、妻から期待されなくなっている可能性があります。
Aさんの体験談
妻の立場である私の体験談を少しお話します。
食後の食器を下げて水ですすいで欲しいと、結婚前から散々お願いしていました。
夫は食器を下げない日もたびたびあり、食器を下げたとしても水に浸けたりすすいだりはしてくれません。
たまに食器を下げて水ですすいでくれていることがありましたが、私はこれまでの経験から夫を信じ切れず結局確認しに台所へ行ってしまう始末。
どうせお願いを聞いてくれないし、私も夫を信じられないのであれば、頼むのをやめて自分で動いたほうが早いと感じて、夫に頼むことはやめ自分で行動するようになりました。
夫に期待しなくなったため、お願いすることをやめたのです。
金銭的に自立しようとする
妻が夫に期待しなくなった場合、お願いをしなくなると紹介しましたが、お願いをしなくなった末に、金銭的に自立しようと行動を始めることがあります。
夫に頼らなくていいようになりたいと考えているからです。
家計は困っていないのに
【急にパートに出始めた】
【これまでのパートから正社員になった】
など、
妻が収入を得るために大きな変化があった場合、夫に期待しなくなった状態の可能性があります。
妻に期待されなくなった原因と理由
あなたは結婚した当初から期待されていなかったわけではないですよね。
期待されなくなったのには、これまでのあなたの言動に原因や理由があります。
ただし、すべて夫が悪いわけではなく、どうしようもないすれ違いなどもあります。
ここでは、考えられる原因や理由を5つ紹介しますが、夫が改善することばかりではないことを理解したうえで、どんな原因が考えられるのか確認していきましょう。
それぞれ説明していくので確認していきましょう。
家事をしない
夫であるあなたが家事をしないことが当たり前になっているのであれば、妻があなたに期待しなくなった原因が家事にある可能性があります。
結婚当初は家事分担があった、いまよりは協力していた…ということはありませんか?
だんだん夫が家事をしなくなったり、結婚当初から家事をしなかったりしたため、
「どうせしてくれない」
「頼んでも意味がない」
と感じて期待するのをやめたのです。
夫は十分協力しているつもりでも、妻は家事をしてくれないと感じていて、2人の意識に差がある場合もあります。
たとえば、ゴミ出し。
玄関にまとめてあるゴミを出すだけで家事を手伝ったと満足している夫がいる一方で、
ゴミを各部屋から集めて出すところまでがセットだと妻が感じている場合、2人の間でゴミ出しにたいして意識の差がありますよね。
ほかにも夫が1つの家事だけを担っていて、妻はもっと協力してもらいたいと思っているなど、話し合わない限りどれだけ意識の差があるのかわかりません。
育児をしない・興味を持たない
生活のスタイルとして、妻のほうが子どもと関わる時間が長い家庭が多いのが一般的です。
家族のために働いているのですから、仕方ない部分もありますよね。
妻もあなたが家族のために一生懸命働いてくれていることはわかっているはずです。
それでも、子育てをしているうちに孤独や寂しさを感じて、いっぱいいっぱいになってしまうことがあります。
特に幼少期の育児は24時間、目を離せないため、疲労が溜まった妻は
「仕事に出るほうが楽だ!」
とまで考えてしまうことがあります。
妊娠や出産でホルモンバランスが乱れると、精神的に苦しくなったり情緒が安定しなかったりして、普段よりもイライラしてしまう状態の可能性があります。
そんな精神状態でいるため、夫の忙しさや事情に目を向けられず、
「手伝ってくれない!」
「話を聞いてくれない!」
と悪く考えてしまう場合もあります。
実際に、育児にまったく協力していない場合は、なおさら妻の心が離れてしまうのです。
話を聞いてくれない
夫が話を聞いてくれないことが積み重なり、
「どうせ話しても聞いてくれない」
と話すことを諦めた可能性があります。
仕事で疲れて帰ったときや、やっと落ち着いて携帯やゲームを手にしたとき、妻から話しかけられるとついつい適当に話を聞いてしまいませんか?
夫のあなたにもその時々で事情があり、仕事のことで悩んでいるなど余裕がない場合もありますよね。
しかし、
自分の話よりも携帯やゲームを優先した夫にショックを受けている可能性もあります。
そういったすれ違いが長く続いたことが原因となり、話しかけるだけ無駄だと期待するのをためてしまった可能性があるのです。
裏切りがあった
浮気や借金などの夫婦仲を脅かす大きな裏切りだけでなく、小さな裏切りが原因となっている場合も
「休日に子どもを連れて出かけると約束していたのに予定をキャンセルした。」
「子どもの運動会に行くと約束したのに行けなかった。」
このようなあなたからすると小さなことでも、
もちろん、浮気や借金など大きなトラブルがあった場合には、その一件を許せず気持ちが離れてしまう可能性もあります。
考え方が違うと悟った
夫婦喧嘩が増えたり、妻の思い通りにならないことが増えたりして、考え方が違うから求めても無駄だと感じた可能性があります。
もともとは違う家庭で育ってきた2人が夫婦になるわけですから、考え方が違うのは当然です。
お皿の洗い方や洗濯物の畳み方、食事の好みなど生活スタイルがすべて違って当然ですよね。
そういった生活スタイルの違いや考え方の違いが多くなり、
「もともと違い過ぎるから合わせるのは不可能だ!」
と考えた可能性があります。
では、妻から期待されなくなった夫はどうしたらいいの?と思っていることでしょう。
次の章では妻の信頼を取り戻す方法を紹介します。
妻が期待できるように妻の信頼を取り戻す方法(対処法)
ここでは妻の信頼を取り戻す方法を紹介します。
もともとは相手に期待しすぎたことから始まった問題が原因となり、喧嘩や離婚に至ってしまうのはもったいないですよね。
話し合うときのポイントやその後の言動についてお伝えします。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
どう感じているのか最後まで聞く
まずは妻があなたに期待しなくなった理由や、現状をどう考えているのか聞きましょう。
話している最中に、口を挟まれたり話を止められたりすると、
「やっぱり話を聞いてくれない・わかってくれない」
と妻が心を閉ざしてしまう可能性があります。
妻がどんなことに不満を感じて、なにがつらかったのかを聞き出し、寄り添ってあげましょう。
あなたが寄り添って話を聞く姿勢であるとわかると、妻も話しやすくなり本当の気持ちを話してくれるようになります。
あなたが感じていることを話す
妻の気持ちをしっかりと聞いたあとは、あなたの感じていることを伝えましょう。
妻の気持ちが離れているのを感じて、悲しかったり腹が立ったりどうしていいかわからなかったりしましたよね。
妻から会話が減ったりお願いをしなくなったりするまでには、事情があったのかもしれません。
あなたが嫌だったことやつらかったことも理解してもらわなければ、あなただけが我慢する生活になってしまいます。
お互いの歩み寄れる妥協点を決める
夫婦で生活している以上思いやりは必要です。
「これだけはやめてほしい!」
「これだけはしてほしい!」
ということがお互いにあるでしょう。
せっかく話し合っても、どうしても受け入れられないことが改善されないまま続くと、夫婦関係の存続に関わる問題になりかねません。
- 毎日10分でいいから話を聞いてほしい
- 寝る前の1時間は自分の時間がほしい
- お風呂に入る前に布団に入らないでほしい
- イライラしていても無視はしないでほしい
などとルールを決めておくとお互いにストレスを溜めずに済みます。
ルールにしていないことは、過度に期待した自分にも非があると認められるようになれば、イライラせずに過ごせますよね。
時間の使い方について決める
ずっと一緒にいると、悪い部分や思い通りにいかない部分が見え過ぎてしまいます。
また、自分の時間が持てないこともストレスになり、夫や妻に苛立ちを向けてしまう可能性があります。
しかし、
反対に一緒に暮らしているにもかかわらず、お互いに別々の時間を過ごすと、家庭内別居のような状態になりかねません。
夫の休日が土日の場合は、土曜日はお互いの用事に時間を使い日曜日は家族で過ごす、などと決めておくとよいでしょう。
またお互いに予定を把握しておくと思い違いを避けられて、無駄にイライラしなくて済みます。
否定はしない
話し合いのとき、否定する発言はしないようにしましょう。
「妻の言っていることが違う!」
と思った場合も、
急に否定するのではなく話を最後まで聞いてから、違う部分は冷静に説明するようにしましょう。
妻に期待されないまま過ごすリスクと最悪を避けるための考え方
妻に期待されない状況を知らんぷりで放っておくと、
- 家庭内別居
- 仮面夫婦
になってしまう可能性があります。
最悪の場合離婚のきっかけになってしまうこともあるでしょう。
家庭内別居や仮面夫婦になってしまった場合
家庭内別居や仮面夫婦になってしまった場合、生活にも支障が出ます。
もう少し詳しく見ていきましょう。
家に帰りづらくなる
夫に期待しなくなった妻を放置しておくと、どんどん会話が減ります。
仕事で疲れたあとに帰る家が、会話のない気まずい雰囲気だと、毎日帰宅が憂鬱になります。
本来安らげるはずの家で休まることなく、気まずさを抱えて生活を送るのは精神衛生上よくありません。
知らず知らずのうちにストレスをため込み、最悪の場合にはうつ病などを発症してしまう可能性があります。
子どもや妻の近況を知れなくなる
同じ家で暮らしながらも、家庭内別居や仮面夫婦という状況では、子どもや妻の近況を知る方法がありません。
子どもが幼稚園や学校でなにか行事があることも知らせてもらえず、成長を見守る機会を失ってしまうのです。
ほかにも妻の親戚が病気や事故に遭っていたことを知らされず、お見舞いに行けなかったり、会ったときに心配の声をかけたりできず、恥をかく可能性もあります。
家庭内だけの問題ではなくなり、周囲からの見え方も変わってしまう可能性があるため、避けたいトラブルですよね。
両親に子どもを会わせる機会が減る
これまで家族全員で過ごしていた連休をバラバラに過ごすようになって、自分の実家へ一緒に帰省できなくなることも
妻や子どもを一緒に実家へ連れて行けないとなれば、孫に会う機会が減り両親を悲しませてしまうかもしれません。
妻や子どもが帰省しないことで、両親に心配をかけてしまう原因にもつながります。
老後の面倒を見てもらえない
夫婦関係が破綻して、家庭内別居や仮面夫婦となってしまった場合、妻に老後の面倒を見てもらうのは難しくなるでしょう。
必要最低限の家事や身の回りの世話はしてくれるかもしれませんが、
子どもが独立したタイミングなどで離婚を切り出されたり、家事も完全に分離されたりする可能性があります。
そうなると、当然老後の面倒は見てもらえないでしょう。
離婚になった場合
夫婦仲が修復されず最終的に離婚になってしまった場合には、どんなリスクがあるのか知っておきましょう。
子どもをあなたが引き取った場合と、子どもを妻が引き取った場合に分けて説明します。
子どもを夫が引き取った場合
これまで妻と分担していた家事はすべてあなたが1人で担うことになります。
朝出勤前に、子どもを起こし朝ごはんを食べさせて準備をして幼稚園や学校へ送り出す。
きっとこれだけでも毎日こなすのは、かなりきついと思います。
仕事から帰宅したあとも、家事に追われます。
子どもを妻が引き取った場合
これまでの生活とは一変して、疲れて帰宅しても1人きりで、自分の家事をこなさなければいけません。
結婚生活中は自分の時間が欲しいと感じていたはずが、
いざ1人になると休日も時間があまって寂しい思いをするでしょう。
周りの友人や同僚が家族で出かけた話や子どもの話を聞いて、どうしてこうなったんだと嘆く日々を送る可能性もあります。
妻に期待され過ぎない環境作り
ここまで、妻に期待されなくなったことで起こる問題の解決方法などをご紹介してきましたが、
実はもう一つ意識意しておきたいことがあります。
それは、夫婦の間で期待されないことは悪いことではないということ。
期待されないのと仲が悪いことは別問題だと知り、期待され過ぎない環境作りを心掛けましょう。
夫婦間で期待しないのは悪いことではないと理解する
夫婦間で期待しないことは悪いことではありません。
お互いの言動にイライラするのは、お互いに期待しているからです。
期待していなければ腹も立ちません。
期待しなければ、日常に感謝が生まれます。
自分でしようと思っていた家事をしてくれたり、子どもに興味を持ってもらえたりすれば、感謝の言葉が出ますよね。
イライラしてしまうのは、あなたをよく見ている証拠です。
近すぎると必要以上に細かいことが気になったり、思い通りにいかないと腹を立てたりしてしまいます。
夫婦であっても、距離感は大切です。
自分の時間や趣味を持ち、ほかに目を向けて意識しすぎないことが重要になります。
お互いを監視して必要以上に期待すると、できていないことや思い通りにいかないことばかり気になってよいことがありません。
期待するのは、思い通りになってほしい、甘えを聞いてほしいという気持ち。
相手に期待しなければ感謝ができるようになり、良いところが見えてきます。
夫婦間で期待しないことはけっして悪いことではないのです。
Aさんの場合
私は夫に期待していない部分がたくさんありますが夫婦仲はよいです。
「夫が家事をしない!」と不満に思っていた時期は、家事をしてくれたときに感謝の気持ちは生まれませんでしたが、期待しなくなるとほんの少しの家事でも感謝できるようになりました。
極端に言えば、「同居している他人が私のしなければならない家事をしてくれた!」と思えるようになり、有難いと感じられるようになったのです。
また、夫婦で過ごさないお互いの時間を作り、お互いに干渉しすぎないようにしました。
それまでは、夫の休みに私の予定に付き合わせて申し訳ない気持ちがあり、気を遣ってできなかったことをできる時間が作れました。
私が実家へ用事があるときに無理に夫に付き添ってもらうことはなく、別々の時間を過ごしています。
代わりに一緒に過ごす日はお互いの意見を尊重して、楽しく過ごすことを考えられるようになりました。
それからはストレスが減り、家事だけでなく夫が何かしてくれたことには感謝ができますし、夫への不満も減りました。
夫婦仲良く過ごすための考え方
家庭内別居や仮面夫婦、離婚に至ってしまう事態は、避けたいですよね。
それには妻の信頼を取り戻し、夫婦仲を修復して過ごすことが重要です。
もしも離婚になったら、いましてもらっている家事はすべて自分がするんだ、ということを常に忘れないでいてください。
妻へ感謝できるようになり、家事や育児にも積極的になれるはずです。
妻があなたに期待していたように、あなたも妻に期待しているのでしょう。
夫婦間では期待しないほうがうまくいくという考え方もあります。
あなたが期待をやめて、自分の仕事だという意識を持って家事や育児をおこない、妻がしてくれたことには感謝をしていれば、妻もあなたに感謝できるようになります。
夫婦であっても別々の人間だと認識して、思いやりを忘れないよう心掛けていくと、きっと仲の良い夫婦に戻れるはずですよ。
妻に期待されなくなった時のまとめ
妻が夫に期待しなくなったのには原因があり、日頃の積み重ねが募った結果です。
会話が減ったり、何かをお願いされることが減ったりしているなら、修復のために行動する必要があります。
しかし、夫婦間で期待しないことは悪いことではなく、過度な期待が夫婦仲を壊す原因とも言えます。
夫婦仲が悪い状態を放置して、家庭内別居や仮面夫婦、離婚となった場合のリスクを考え、妻の信頼を取り戻す努力をしましょう。
お互いに過度な期待をせずに、思いやりを持って過ごせば、元の仲の良い夫婦に戻れることでしょう。
夫婦であっても違う人間であるということを忘れずに、距離感を保つことで平穏に生活が送れます。